3回中山、2回阪神3・4日目

ハナ差、クビ差でも負けは負け 

 先週は天皇賞(春)の重要な前哨戦のひとつ大阪杯で昨年の二冠馬メイショウサムソンが始動。結果は59キロを背負っての貫禄勝ちとなったが、相手関係に恵まれていたことも事実。個人的な見解だが、菊花賞のレースぶりを見るとどうもこの馬、血統ほど長距離が向いているとは思えない。淀の3200mで楽観視は禁物という気がしてならないのだが……。いずれにしろ今年の古馬重賞戦線は混戦模様。ディープ一色の昨年の天皇賞(春)とはまた別の楽しみがある。少なくとも、馬券的には食指の動くレースとなりそうだ。
 それでは続いて先週末の回顧を。しかし、正直先週の話はしたくない、これが本音。恥ずかしながら提供鞍全て不的中という、競馬予想会社としてはあってはならない事をやらかしてしまった。中にはハナ差、クビ差で不的中となったレースもあるのだが、着差の大小にかかわらずハズレはハズレ。一切の言い訳をするつもりはない。とはいえ不的中の中にも弊社らしさの一端はお見せできた。それは土曜中山11R。自信の軸馬として推したフィレンツェは何と7番人気の低評価。それを嘲笑うかのような脚で伸びてきたのだが、ゴール直前でヨレて追い切れずアタマ差の3着惜敗……。いや、これ以上は何も言うまい。言えば愚痴になるだけだ。とにかく全敗は全敗。その結果は真摯に受け止めるしかない。週ごとの安定的中をモットーとする弊社にしてみれば一大事。早急に予想の組み立てを洗い直し、且つデータ処理を行い今週末に備える所存だ。昨年末以来の馬連万馬券的中を期待できた週だったが、それはそれ。気持ちを切り替え、今週末、巻き返し期す弊社予想部になお一層のご期待を頂きたい。