4回東京 4回京都4・5日目

今週末にも複数の勝負どころが ~日曜東京11R 府中牝馬S~

「遂に」と言うか、「ようやく」と言うべきか迷うところだが、武豊が定位置のリーディングトップに立った。厩舎関係者も馬券を買う側の人間にしても『ユタカが乗ってダメなら諦めるしかない』という思いは同じで、だからこそいつも騎乗馬は人気になる。しかし、あのレースのあの馬に関しては仕方がないとは到底思えない。もちろん秋華賞のベッラレイアの話だ。「掛かりそうだったから…」とレース後コメントしたが、それにしてもあのスローペースで4角最後方はない。結果は「脚余りまくり」で4着。同じ乗り方を普通の騎手がしたら罵声の嵐だしメディアも叩くはず。それさえも「ユタカだから仕方がない」と諦めてしまうとしたら、もはや『武豊依存症』は深刻だ。それにしても、なんとも後味の悪い秋華賞となってしまった。
それでは本題へ。かなり早い段階から我々が勝負鞍と公言していた府中牝馬S。先週のこのコラムをご覧の皆様はご存知の期待度激高の勝負鞍だ。今週斬るのはもちろんその一鞍。日曜東京11Rの府中牝馬Sは言うまでもなく古馬牝馬の根幹レース。エリザベス女王杯を展望する有力どころが集結し難解な一戦となったが、弊社予想部が軸馬として指名したのはアサヒライジング。「クイーンS勝ちに一段と成長を感じた。デキ絶好、多少キツい展開になっても普通に回ってくれば勝ち負け」という見立て。
レースはユキノマーメイドとヤマニンメルベイユの先導で35.1-47.3-59.3というスローペース。軸馬アサヒライジングは絶好位4番手を進む。直線に向き残り400m地点で持ったまま先頭に立つ。後は独走かと思えたが、これを徹底的にマークしていたデアリングハートだけが伸びてくる。最後はデアリングハートが差し切って1着ゴール。しかし、軸馬アサヒライジングも失速せず楽々と2着を確保。馬連8-15、1040円の的中となった。正直に言うと配当面で今ひとつ物足りなさはあるのだが、それはあくまでも事後の話。前回の告知レースとなったオールカマーしかり、事前告知の勝負鞍を的中に導く、という観点に立てば満足すべき結果だ。
今週末以降も続くG1レース。しかし、馬券的な妙味は「その裏にあり」ということは常々お伝えしている通り。今週末、我々が目を付けている馬は予定通りのレースに登録してきた。弊社予想部としても予定通り勝負どころを複数用意できる、ということに他ならない。勝負どころでキッチリ的中をお届けした反面、他の提供では軸馬完勝も取りこぼしが目立ち、若干物足りなさが残った先週末だったが、その分も奮起し、これまで同様、今週末は好配当的中をお届けする所存だ。また、レース名までは告知できないが、7日(日)京都7R同様、ハイレベルレースでの勝負鞍も準備しているので、会員の皆様には引き続き楽しみにお待ちいただきたい。