4回中山 4回阪神 2回札幌7・8日目

オイシイところは裏にあり ~日曜阪神11R・ポートアイランドS~

ワイドや3連複を買う場合、「悪くても3着までにはくるだろう」という理由で2・3着の多い馬を軸にする方が非常に多い。しかし、これは明らかに間違い。ワイドや3連複を買う時にこそ『勝ちに行く馬』を軸に据えるべきだ。2・3着の多い馬というのは厩舎にとって貴重な賞金稼ぎ。もしかすると常に「着狙い」の可能性がある。だからちょっと仕掛けが遅れると惜しい4・5着に終わるケース多々。だから危ない。その点勝ちに行く馬は早目早目に勝負をかけて動く。一旦先頭から最後差されるケースも少なくないが、それでも2着か最悪3着には残るもの。厩舎サイドにすれば勝たなければ意味はないのだが、馬券を買う我々にとってはそんなことお構いなし。ハッキリ言って馬券になればOKなのだから。ワイド・3連複の軸選びは勝ちに行く馬から。これは絶対的な鉄則だ。
今週斬るのは日曜阪神11RのポートアイランドS。スプリンターズSのいわゆる裏メインで当初、大混戦の様相を呈していたレースだが、最終的に「混戦だからこそ妙味アリ」との見解で獲れる、勝負できると判断。単に当てるだけでは満足しない、舌の肥えたグルメな弊社会員の皆様を喜ばすには時にはこんなレースでの勝負も必要だ。少なくとも「表」のスプリンターズSよりは当てやすい。G1もオープン特別も控除率は一律25%。ならば、より獲りやすいところで勝負する、それが基本。軸馬として指名したのは最適条件を求めて関東から遠征したマイネルスケルツィ。「右回りのマイル戦は重賞2勝を含めて1・1・3・4・1・3着。4着はG1マイルCSなので『普通のレース』は全て3着以内ということ。ベストの条件で別定56キロはいかにも恵まれた印象。好位からアッサリ抜け出してくれるはず。オープン特別3戦3勝のスーパーホーネットとの2頭軸で3連複勝負」。
レースはデンシャミチの先導でスローペース。軸馬マイネルスケルツィは2番手追走から直線向いて早々と先頭に立ついつも通りの勝ちに行く競馬。結局スーパーホーネットの末脚に屈し、そして着狙いのアンブロワーズにもゴール前チョイ差しを食らったもののシッカリと3着は確保。3連複3-6-8、3960円の的中となった。土曜日の勝負処で的中をお届け出来ず、また3週連続50倍オーバーとはいかなかったが、レース回収率792%は悪くない数字。会員の皆様にもまずはご満足いただける結果となったはず。
今週末開幕の4回東京・京都開催はご存知の通りG1ラッシュ。無論G1以外にも興味深いレース満載。というか先週同様「裏」の方に旨みがある。当然弊社取って置きの勝負どころも控えている。秋競馬の佳境を迎え益々快調の弊社予想部に引き続きご注目、ご期待をお寄せいただきたい。