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馬券の王道をいく渾身のひと鞍 ~日曜京都12R 3歳上500万下~

 馬券の当たり外れに関係なく心根を揺さぶられるレースというものが一年に数鞍はあるものだが、先週末の「ジャパンC」がまさにそれだった。アドマイヤムーン・ポップロック・メイショウサムソン・ウオッカという現在の日本を代表する超ド級に、鞍上もまた岩田・ペリエ・武豊・四位という名手揃い。4頭と4人による壮絶な攻めぎ合いに年甲斐もなく熱くなった。「だから競馬はやめられない」改めてそう思わされた名勝負に拍手を送りたい。
 それはそれとして、ソロソロ本題に入ろう。快打連発の変則3日間開催で、正直どのレース(どの的中)を斬ればいいのか大いに迷わされたが、『ダメ押しの大黒字』に導いた日曜京都12Rを取り上げることにした。3日間開催の大とりとなったこのレースは芝1600mの3歳上500万条件。ここで弊社予想部が軸馬として指名したのは2番人気の7番ヒカルオオゾラ。「1月以来の実戦だが、この間ノドの手術が施され苦しい部分を取り去った。そのためケイコの動きは以前に比べると別馬のような素軽さ。元々が将来を嘱望されていた逸材。ここまで良くなれば当然中心になる」。レースは対抗馬の一頭、5番人気の9番メイショウジダーンの大逃げで始まった。4コーナーから直線に入っても快調に飛ばすメイショウジダーン。完全な勝ちパターンかと思えたが、そこにただ一頭だけ差してきたのが弊社軸馬ヒカルオオゾラ。残り300m地点での6・7馬身差をグングン詰める。そして、ゴール前100mですれ違い様に交わすと後は軽く流してフィニッシュ。1分33秒4の快時計で大楽勝。2着は逃げたメイショウジダーンが確保して馬単7→9、3480円の本線的中となった。馬単の軸と期待した馬が危なげのない勝利を収め、2・3着には対抗として挙げた馬が続いてゴール。いわば『競馬の醍醐味』を満喫させる会心の一撃。これには的中慣れしているアスコットの会員の方々もさすがに感服の様子で、レース後「本当に気持ちのいい的中だったよ」という声を数限りなくいただいた。「勝ち馬投票券」これが馬券の正式名称だ。読んで字の如く勝ち馬を予想して購入する券ということ。その意味で言えば1着でも2着でもOKの馬連より、勝ち馬を当てなければならない馬単は紛れもなく本道だ。このレース、今年の中でも特に記憶に残る的中となったことは間違いない。
 さて、このコラムでも前々から開催一番の勝負鞍と公言していた「ジャパンCダート」はどうだったのか? そうお思いの方も少なくないはず。念のためにご報告しよう「もちろん的中をお届けしました」。弊社予想部が軸馬としたヴァーミリアンがの快勝。2着にも対抗馬フィールドルージュが差し込んで馬連7-11、1350円のヒット。3着サンライズバッカスとは3馬身半の大差で安心の的中劇となった。大一番の勝負鞍が3日間開催のなか日でキッチリ的中をお届けしたことにより、大幅プラスが確定していたが、そのうえダメ押しの日曜京都12Rの好配当的中となった次第。
 その他にも日曜京都9R・北國新聞杯の馬連&3連複のダブル的中など、変則3日間開催をトータル7戦5勝で乗り切ったアスコット。そして、今週末からの中山・阪神開催では、すでにお伝えしている方もいらっしゃる通り、今年も年末年始特別企画を実施することが決定している。そうでなくとも毎年200%以上の回収率を計上している年度最終開催だ。今週の勢いそのままに得意の年末、そして年始開催では通常以上に的中をお届けするので、引き続き毎週末の予想提供を楽しみにお待ちいただきたい。

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ワイドを甘く見てはいけない ~土曜東京7R 3歳上500万下~

「出走各馬の状態を完全に把握し、展開を完璧に読み切る。そして、まさにその通りのレースになったとしても、ハナ・ハナの1着3着、あるいは2着3着が有り得るギャンブルスポーツ」、それが競馬だ。ハナ・ハナの大接戦の結末まで読み切ることは実際のところ不可能。それは言ってみれば『神の領域』の話。どこまでいっても人間である我々がそこまでを望んではいけない。しかし、そんなただの人間に手を差し伸べるような『神器』がある。いささか大げさな言い方になるが、それがワイドという馬券の存在理由なのだ。馬券生活者=いわゆる『プロ馬券師』と呼ばれる人間たちの多くが「勝負はワイド」と語っていることを知ってほしい。その真似をしろなどと言うつもりは毛頭ないが、もっともっとワイドは活用されて然るべき馬券だと思う。
それでは先週のレース回顧へ。取り上げるのは土曜東京7R・3歳上500条件のダート1600m。実のところ、このレースを斬るために長々とワイドの効用から書き出した次第だ。ここで弊社予想部が軸馬として指名したのは4番人気の10番ナムラオルフェ。「近2走この鞍上で2・4着と好走。3キロ減54キロがかなり効いている感じで粘り強いレース内容が目を引く。ここも好位から渋太く脚を伸ばしてくる」という見立て。さてレース。予想通り好位3・4番手につけた軸馬ナムラオルフェは、直線ジリジリと差を詰めにかかる。が、1番人気ヘイアンルモンドには遠く及ばず、最後は14番ニューグランジとの熾烈な2着争いにも遅れをとり3着でゴール。もちろん馬連のみの提供なら不的中、1円も返ってこない。しかし、このレースで弊社予想部はワイドも買い目に入れていた。ワイド10-14、1030円の的中である。ワイド提供など普通の情報会社では有り得ないことかもしれない。3連単症候群の馬券フリークには理解出来ないかもしれない。ひょっとするとタブーに近い行いかも。しかし、ハッキリ言って馬券は取った者勝ち。ワイド200円、300円の配当ならいざ知らず、1030円の払い戻しに馬連も馬単もワイドも変わりなし。「惜しくない2着3着でもちゃんとお金が返ってきた時の嬉しさ」をご実感いただければ幸いだ。他の的中を差し置いて、あえてこのレースを取り上げた意味、それをお考えいただきたい。
先週のメインは言うまでもなくG1「マイルCS」。本来であれば当然この場で斬るのはこのレースになるのだが、結局、相手関係からも4頭までに絞込み出来ず、イチ推しの勝負レースとして提供できなかったことに若干の悔いが残るし、ツヤ消しではあるが、「ご心配なく、ちゃんと的中をお届けしました」。4番人気スーパーホーネット軸に馬連7-8、1870円を一点目の大本線的中。アグネスアークが故障を発症していなければ3連複とのダブル的中となったのだが、それはまぁ言っても仕方のないこと。結果論だが、このコラムで事前告知したレースはほぼ的中をお届けしている事実は事実。そこだけは予想会社としてちゃんとお伝えしたいところ。今週末は変則3日間開催となるが、かねてよりお伝えしている『JCダート』。これが今週の最大の勝負鞍。この場でお伝えするのはそれ相応のリスクはあるが「これは確実に獲れる!」と自信を口にする弊社予想部。もちろん外国馬の能力比較も弊社では調査済み。全会員の皆様には安心して勝負していただくつもりだ。今開催最終週となる今週は『勝負どころでキッチリ結果を出すアスコット』をお見せできるので、どうか今週末に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

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勝負度合いの重要性 ~土曜京都11R 渡月橋S~

『京都外回りは差し・追い込みが断然有利』。誰もが知っていることだが、それも『展開を読めずして傾向は成り立たない』ということを再認識させられたエリザベス女王杯。ウォッカが出走していれば展開も着順も大きく変わった可能性もあるが、それはタラレバの話。レース傾向しかり、展開しかり、能力比較しかり、改めて競馬予想が複数のファクターにより成り立っていることを痛感させられたレースだった。
 それでは先週のレース回顧へ。今週斬るのは土曜京都11Rの渡月橋S。ダート1400mの準オープン戦だ。このレースで軸馬としたのは2番人気ウエスタンウッズ。「委細構わず速攻勝負に出るウエスタンウッズが軸。東京1400mのハイペースを粘りに粘った前走の内容極上。単騎逃げ確約の京都1400mで評価を落とす必要は全くない。雨が降って高速決着になればなお更好都合。目イチ勝負」という見立て。レースは予想通りウエスタンウッズの逃げ。前半はピクシーダスト、ベリーベリナイスらも先行争いに加わってきたが、そこは1200mでも楽にハナを切れるスピードの持ち主。全く余裕をもって直線へ。相手関係も楽なここは直線で脚色が鈍ることなく、そのままゴール。最終的には1番人気のアルバレストに1馬身1/2をつけての完勝。馬連5-8、1410円の的中となった。戦前、混戦の様相を呈していたレースだが、終わってみれば1番2番人気の順当な組み合わせ。それでいてこの配当はかなり「オイシイ」。レースの回収率は350%だった。着差をみると予想以上に軸馬が力をつけている感もあり、馬単でも良かったレースではあるが、こういうレースを事前に読み、4点で的中しているのだからそこはご勘弁願いたい。
あえて言えば、このレースをイチ押しの勝負鞍として提供できなかったこと。結果論では無く、このレースの選択肢も十分あった。勝負度合いの違いひとつで会員の皆様の収支が大きく変わることを胆に命じるべきである。その点については予想部に猛省を促したい。
 以前にも少し触れたが「ちょっとしたボタンのかけ違い」での不的中が目についた先週末。永くおつき合い頂いている会員様が過半数を占める弊社ではあるが、ご入会のタイミングひとつで心象は大きく異なることを常に考え、一週一週を大切に行くように心掛けたい。またすでに会員の皆様にお伝えしている今開催の大勝負レース『JCダート』。先週からこのレースに関する反響が凄まじいが、加えて吉報がある。それは今週末の『マイルCS』だ。通常、弊社においてほとんど提供されない重賞レースではあるが、逆を言えば提供される時はかなりの確勝を持っての提供に他ならない。それはこれまでの実績からもご理解頂けるハズだ。いずれにせよ、おそらくこのレースもかなりの勝負鞍として提供されるので、これまで同様、今週末からの開催後半戦にも引き続き多大なるご期待をお寄せ頂きたい。

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この勢いのまま年末まで邁進する ~日曜福島8R 3歳上500万下~

今ひとつ弾け切れなかった前週の結果を受けた先週末、一撃必中の十字架を背負う弊社予想部にはいつにない緊張感が漂っていた。その緊張から解き放たれたのが土曜福島8Rの馬単的中。1080円の配当はともかくとしてまずはホッと安堵感、実のところそれが本音。
ハイライトはその翌日、場所もレースも同じ、福島8Rだった。今週はこのレースを斬っていく。競走条件も同じ3歳上500万下のダート1700m。弊社予想部がここで軸馬としたのは単勝オッズ10倍の5番人気、3枠4番のマイネルガッチャ。3走前までは芝、しかも短距離を主戦場にしていた馬だが、「近2走ダートへの路線変更でレースぶりが変わってきた。この距離なら早目スパートも利くはずで大駆け期待」という見立て。血統、調教の動きから中距離ダートでこそ本領発揮という手応えを感じていた。
レースは大外から好ダッシュを決めた15番アグネスマーズが先導。軸馬マイネルガッチャはというと、早目スパートどころか持ったままの馬なりで2番手を追走していく。追われて味のあるタイプが楽々の2番手なのだから、結果はその時点で見えていた。3コーナーから逃げ馬の外へ馬体を併せると後は文字通り『二人の世界』。直線は後続を大きく離しての叩き合い。最後は追うものの強味、軸馬マイネルガッチャが半馬身交わしてゴール。馬連4-15、1760円の本線的中となった。無論それは喜ぶべきことなのだが、「単勝4番1000円、馬単4→15、4480円」のアナウンスには弊社予想部の全員が思わずため息。その訳は、買い目決定の際「馬連&単勝か馬単」という提供も視野に入れていたため。的中は的中として「大魚を逸した」という思いが少なからずあった。「馬連で十分。それに4戦3勝はマグレではできないよ」と会員の皆様からは温かい声も頂戴しているが、当ててなおかつ不満残り。どこまでも貪欲なお話だが、弊社らしい余談としてお聞き流し頂きたい。
その他にも前記した土曜福島8Rに加え、日曜京都12Rなども厳選した勝負所で、『ダート戦のアスコット』らしい的中をお届けできた先週末。前週のリベンジは一応果たしたとも言えるが、「本気のアスコット」を震撼せしめるのはこれから。特に会員の皆様にはすでにお伝えしているが、今開催の最大の勝負所は開催後半戦にすでに用意している。今開催は『ここぞ』というレースを獲る本来の『勝負強いアスコット』をお見せするので、今週末以降の快進撃に大いなるご期待をお寄せ頂きたい。