2回中山・1回阪神・1回中京5・6日目

安定的中にプラスアルファーが欲しい ~土曜中山8R 4歳上500万下~

中京開催の最終日に控えるG1「高松宮記念」。その大一番の前に「今開催の中京1200mの傾向はいかに?」という意味で見逃せないレースが「ファルコンS」だ。古馬と3歳馬という違いはあるにしろ、同じ芝1200mの重賞レースだけに注目が集まるのは当然。その「ファルコンS」は今年も18頭フルゲート。外目の枠から好ダッシュを決めたコスモジャイロがハナを切る展開。3ハロン通過33秒8という別段速くもない流れ。2番人気マルブツイースターは好位外目からいつでも動いて行ける態勢。対して1番人気に推されたダノンゴーゴーは例によって後方待機。馬順に大きな変動なく4コーナーから直線、満を持して馬なりのままマルブツイースターが先頭に立つ。完全な勝ちパターンと思われたが、たった1頭だけ追い込んできたのがダノンゴーゴーだった。迷わず大外へ進路を取った武豊。推定上がり34秒1という鬼神の末脚でアッと言う間に突き抜けてしまった。「高松宮記念」では今回以上に『外差し』が効く馬場が予想されるだけに今回のダノンゴーゴーとほぼ同脚質の『アノ馬』はやはり有利なのか。まぁそれはそれとして、この「ファルコンS」の「馬連10-16、660円」は当然のように的中に導いた弊社予想部。欲を言えば1・2着が入れ替わって馬単・馬連ダブル的中といきたかったのだが…。何はともあれ「高松宮記念」の大よそのところは読めた。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山8R「4歳上500万下」、ダート1200m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気の7番クリノラブゴールド。「クリノラブゴールドの前走は4コーナーで包まれ、直線は前が詰まる不利。それでも半馬身差2着だから能力上位は明白だし、本来なら勝っていたレースだ。攻め馬の動き上々で状態は高いレベルで安定している。コース&距離に不安なく中心不動」という見立て。レースは4・5頭一団の先頭争い。しかし3ハロン通過34秒4は、中山1200mダートとしては決して速くない。直線、先団から真っ先に抜け出したエイワナギが独走態勢に入る。それを目がけてクリノラブゴールドとベルモントエアロが2頭並んで追う。結局そのままゴール。写真判定の末ハナ差クリノラブゴールドが先着。もっとも、エイワナギはその3馬身も前で余裕の1着ゴールだったが…。ともあれ「馬連7-10、630円」の的中は果たした弊社予想部。唯一的中という点に光明は見出せるが、相変わらず配当的には不満が残る。正直なところ、不完全燃焼という思いは会員の皆様はもちろん、我々も十二分に感じている。すでに皆様にはお伝えしているが、無論、その点を打開するための策は打っている。次開催から明確にその効果が表れてくると思うが、その前にまずは今週末に表れるはずだ。春競馬前半戦の大ヤマと位置づける「高松宮記念」まであと2週。その軍資金造りとなる今週末の提供にご期待いただきたい。