3回中山・2回阪神5日・6日目・1回福島1日・2日目

弊社本来の姿にはまだまだ ~土曜阪神9R アザレア賞~

3連単700万円超という大波乱となった「桜花賞」。原因は様々考えられるが、有力馬ポルトフィーノの出走取り消しもそのひとつ。ポルトフィーノが出てくれば普通に先行したはず。そうなるとトールポピー=池添、リトルアマポーラ=武幸も無視することはできない。つまり、あれほど後方でお互いに牽制しあうようなことはなかった。要するにレースの流れそのものが違っていたはずだ。それでも荒れる時は荒れるが、その主役となった馬は違ったかもしれない。無論リトルアマポーラの出遅れも大きな原因のひとつ。あのスタートから果てしないほど外を回って「半馬身+クビ+クビ+ハナ差」の5着だからこの馬は間違いなく強い。が、最後は完全に脚を余していた。スタートミスが悔やまれてならない。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神9R「アザレア賞」。芝2000mの3歳500万下。弊社予想部が軸馬としたのは1番人気の10番フサイチダイチャン。「フサイチダイチャンの新馬は好スタートを一旦好位に控え、直線向いてすぐに楽々と抜け出して3馬身半差の圧勝。ひと言でモノが違った。昇級とはいえこの程度のメンバーなら明らかに能力一枚上。血統・レース内容から距離延長も何ら気にならない。文句なしの軸馬」という見立て。レースはマイネルアテッサの先導するスローペース。ブラストダッシュが2番手で淡々とした展開。軸馬フサイチダイチャンは中位外目の位置取り。4コーナーから直線、ブラストダッシュが楽な手応えで先頭に立つ。外から懸命に脚を伸ばしたフサイチダイチャンだが、道中で楽をしていたブラストダッシュの脚いろ鈍らず3/4馬身差の2着が一杯一杯だった。「馬連1-10、540円」の的中。低配当といえば低配当だが、9頭立ての1・2番人気馬の組み合わせということを考えれば仕方のないところか。『まず的中ありき』という大前提からいえば意味のあるひと鞍だった。
しかしながら、である。先週のこの欄でお伝えしたような大幅な予想のブレこそ修正されたものの、まだまだ弊社本来の姿とは程遠い状態、という点は認めざるを得ない。相変わらず「ケアレスミス」のような不的中がある。「アスコットさんらしくないねえ」という、会員の皆様からの声も少なくない。歯痒い思いは会員の皆様はもちろん、弊社一同全てが共有していること。言うまでもなく、改革の手を休める気は毛頭ない。その成果を実のあるものとしてお届けすべく地道な仕事を重ねるのみ。「桜花賞」が終われば「皐月賞」と気持ちが急くもの。それは100%理解できるが、本当の勝負どころはその裏にこそあり。その点も度々ここで繰り返してきた通り。また、すでにご存知の方も多いと思うが、これまで以上に『ムラのない安定した的中』を目的とし、次開催からの弊社予想がより一層『専門分野に特化した予想提供』へ大幅にリニューアルされることも決定している。引き続き弊社から配信される全ての提供にご期待いただきたい。