2回新潟・2回小倉・2回函館1日・2日目

ひと鞍での爆発力 ~日曜新潟8R 3歳上500万下~

レース創設以来一番の大接線となった今年の「アイビスSD」。馬券を離れても非常に見応えのある一戦となったが、改めて感じたのが枠順による有利不利が大きすぎること。5番枠から半馬身差2着のシンボリグラン、そこからクビ差の3着に肉薄した1枠1番アポロドルチェ。この2頭は「勝ちに等しい内容」と言うより、『枠順が逆なら確実に勝っていた』。無論、それならそれでこれほどの低人気ではなかったはず。カノヤザクラ→シンボリグラン→アポロドルチェの3連単18→5→1で120810円などという高配当は望むべくもなかった。まぁ何はともあれ、枠順が最重要ポイントとなる重賞というのも厄介この上ない存在だ。そんなレースでの弊社軸馬16番サープラスシンガーは最後の最後に差し込まれて「半馬身+クビ+アタマ」差の4着惜敗。対抗馬が掲示板を独占する結果だけに悔やまれてならない。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟8R「3歳上500万下」芝1800m。弊社予想部がここで軸馬としたのは3番人気に推された1番プリンセスドルチェ。「前走後レース間隔を開けて立て直してきたプリンセスドルチェが軸馬。コーナーで加速の効かない典型的なストレッチランナーだけに、全能力を出し切れるのは東京コースとこの新潟外回りのみ。1000万で2回の連対実績があり、本来の実力は一枚上の馬。ペースに関係なく決め手勝負となるこの条件で狙い撃ち」という見立て。文末には「馬券は3連複を本線に」というひと言が添えられていた。レースはラビットジーズニが逃げて36秒1-48秒5-60秒8という外回り1800mお馴染みの超スローペース。軸馬プリンセスドルチェは好位集団の後ろ、インでジックリと脚をタメて追走していく。4コーナー手前からスルスルと上昇していき、直線は早めに先行集団を捕らえに動く「勝ちに行く競馬」。一旦は先頭に立ったのだが、ゴール前で18番モエレカトリーナ、13番アスクデピュティの強襲に遭いクビ+3/4馬身差の3着と惜敗。残念ながら馬連の的中は取り逃がしてしまった。しかし、このレース弊社の本線は前出の通りあくまでも3連複。2頭軸のもう一方の軸馬アスクデピュティが2着で「3連複1-13-18、3730円」は本線での的中となった。2着馬と3着馬の2頭軸で『お得感』十分の好配当的中。あえて3連複本線とした予想部の『勝負勘』が際立つひと鞍といえよう。
前2週の的中ラッシュとはひと味違い、『ひと鞍での爆発力』をも証明した弊社予想部。ところどころでケアレスミスのような不的中が散見されたのは若干ツヤ消しではあるが、そんな中でも好配当をきっちりモノにするあたり、現在の弊社アスコットシステムズに「いい風が吹いている」ことは誰の目から見ても明らか。利用者の方からも「今週は配当面でも大満足」とのメール・お電話を数多く頂戴したことを考慮すれば、まだまだ課題は残っているとはいえ、先週の結果は及第点をつけられるだろう。
いずれにせよ前開催からの「流れ」は未だ断ち切れていない。特に今週からは重賞レースの提供内容が「高配当」「万馬券」を狙うスタンスへと大幅にリニューアルされ、全てにおいて期待が高まっている。大半が難解と位置づけている『重賞』はローリスクで競馬を楽しむ程度にとどめ、毎週の勝負どころはあくまで『平場戦』中心。アスコット設立以来、今でもこのスタンスは変わらないが、今回のリニューアルによって重賞でもこれまで以上に毎週末の『馬券』を楽しんでいただけることだろう。稼ぎどころの夏場ローカルはまだまだ続く。今週末以降の予想配信を引き続き楽しみにお待ちいただきたい。