4回中山・4回阪神・2回札幌7日・8日目

安心の馬単&馬連ダブル的中 ~日曜札幌12R 釧路湿原特別~

秋のG1第一弾「スプリンターズS」は1番人気スリープレスナイトの完勝に終わった。これで芝・ダート含め1200m10戦9勝2着1回、5連勝目がG1制覇となった。1400m以上では5戦して未勝利だから、このレースを勝つ馬としては「いかにも相応しい」という印象。ただし前半3F33秒6-後半34秒4というラップ&決着タイムは、このレースとすれば並み以下。この路線での日本馬のレベルは数年前に比べるとかなり落ちていると言わざるを得ない。残念ながら、ちょっと気の利いた香港、あるいはオーストラリアの馬が出ていたらまるで歯が立たなかったに違いない。「凱旋門賞」で成すすべなく10着と大敗したメイショウサムソンのレースぶりを含め、日本の一競馬人としてテンションの下がる日曜日だった。もっとも、馬券さえ取れればレベル云々などまるで関係のない話、ではある。
それでは本題である楽しい馬券を取った話に移ろう。今週斬るのは日曜札幌12R「釧路湿原特別」3歳上500万下・ダート1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気の3番ウィッシュビーワン。「大幅にメンバー構成が楽になったウィッシュビーワン中心。何かを行かせる可能性もあるが、この鞍上&絶対スピードの違いでウムを言わせずハナを主張。逃げてしまえばこのメンバーに差されるイメージはほとんどない。危なげなく押し切ってくれるはずだ。素直に期待する」という見立て。
スタート後外から11番セイウンロデムが強行に行く構え。それを見た中舘・ウィッシュビーワンはスッと番手に控えた。中舘というと「強引にハナ」のイメージかもしれないが、実際は行く馬がいればアッサリ引くケースの方がはるかに多い。今回も競り合う愚を避ける騎乗となった。とはいえ、逃げた馬に楽をさせる乗り役ではない。3コーナーすぎから早々と追撃態勢に入り、4コーナーはほぼ同体で回る。残り170m地点で完全に交わすと後は独走。ゴールでは3馬身半という大差をつけていた。2着は逃げたセイウンロデムが確保し「馬単3→11、1110円&馬連3-11、710円」のダブル的中をお届けすることができた。
前週の結果から心配された一部会員の皆様にその旨のお電話やメールを数本いただいたが、レース終了後には『やはりアスコットに2週続けて悪いことはない』をご実感なさったはず。他にも土曜阪神8R、日曜日中山10Rなど複数鞍の的中をお届け。特筆すべきは勝負鞍で推した軸馬が連対率100%を果たした、ということ。補足しておくが、弊社が勝負鞍で軸馬指名する馬は断然の人気馬ばかりではない。それでいてこの信頼性が当然の結果。これこそが本来の『アスコットペース』でもある。先週のこの欄でも「予想の軸はブレていない」と強調させていただいたが、それをものの見事に証明することができたと自負している。
「スプリンターズS」をもって4回中山・阪神開催は終了。4ヶ月に渡る北海道シリーズも幕を閉じた。今週末はいよいよG1目白押しの4回東京・京都開催の開幕となる。無論G1はG1でそれなりに心躍るものはあるが、常々強調しているように「馬券妙味は大一番の裏にこそあり」という点も厳然とした事実。これも毎回の繰り返しとなるが、弊社から配信される全ての情報にご注目のうえ、ご期待いただきたい。まずは今週末をお楽しみに。