1回中山・1回京都3日・4日目

安心の的中鞍 ~日曜中山12R 4歳上1000万下~

平均ペースの好位から問題なく押し切った「シンザン記念」のアントニオバローズ。これで未勝利→重賞の2連勝というエリートコースに乗ったわけだが、この「シンザン記念」のレースレベル自体はそれほど高くない。アントニオバローズの能力が極上であることは間違いないが、その点でロジユニヴァースと完全に肩を並べたとは言い切れない。次走、もう一度注意深く見守る必要がありそうだ。言うまでもなく、このレースで2着以下に敗れた馬たちの評価はかなり落として構わない。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山12R「4歳上1000万下」芝1600m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に推された11番キョウエイストーム。「2・2・1・0のコース実績通り中山だとまるで走りが違うキョウエイストームが軸馬。差し・追い込み型が大半を占めるここでは、この馬の好位差しのレースパターンが何よりも心強い。距離の1600mもベストで頭ひとつ抜けた存在だ。危なげなく抜け出してくれるはず」という見立てだった。
レースはシルクパナシアの先導で戦前からの予想通り半マイル通過49秒0というスローペースになった。軸馬キョウエイストームの位置取りは外目の3番手、まさに正攻法のレース。しかし、そのすぐ前の番手にキッチリとはまった10番オリオンザドンペリの存在が道中から気にはなっていた。4コーナーから直線に入り、満を持してという感じでオリオンザドンペリが抜け出す。それを追ってキョウエイストームが脚を伸ばす。レース内容としては文句のないものだったが、結果的に半馬身差まで追い詰めたところがゴール。残念ながら道中の位置取りの差がそのまま結果に反映された格好だ。とはいえ「馬連10-11、1230円」は危なげのない的中。僅かに届かず馬単とのダブル的中は逃したが、3番人気-1番人気の組み合わせでこの配当ならマズマズ、ひとまず納得はいく。アスコットらしい安心の的中鞍という自負もあるのだが、開幕週に続き「もう一本」という切実な思いもまた、隠しきれない。会員の皆様から寄せられる声も「的中は出ているけど……」という『煮え切らない感』満点のものが大半。無論その思いは弊社としても同じ。他の提供でも土曜京都9R飛梅賞の8番人気メイショウダグザ、日曜中山7Rの2番人気サクラリーバポート、同じく日曜中京11R名鉄杯の8番人気ニシノナースコールなど、連軸としては自他共に認められる提供を行っているものの、馬券的に的中をお届けできていない。全くもって歯痒くて歯痒くて仕方がないが、年明けからの提供内容からもちょっとしたきっかけでガラッと状況が変わる現状であることもまた事実。今週末こそ完全燃焼を、社員一同そう心に刻んで黙々と仕事に入っている。会員の皆様には引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。