1回東京・2回京都5日・6日目・1回小倉3日・4日目

噛み合ってきた勝負どころ ~日曜京都12R 4歳上1000万下~

最初の1000mが60秒5、次の1000mが61秒1、その次の1000mが62秒6という、長距離戦としては珍しいほどの前傾ラップとなった「ダイヤモンドS」。ただでさえ差し・追い込み絶対有利の東京長距離戦で、49秒1-37秒1と上がりのかかる流れ。前と後ろがソックリ入れ替わる結果となったのは必然と言える。そんな中、1着モンテクリスエス・2着ブレーヴハートの『息の長い末脚』がモノを言った。同じ追い込みでも3着スノークラッシャー・4着ベンチャーナインは切れ味で勝負するタイプ。従ってもう少し緩い流れなら結果は逆になっていた可能性もある。斤量云々は横に置いておくとして、「超スローペース→上がり勝負」がパターンの「天皇賞・春」に今回の結果がそのまま反映されるとは思えない。無論モンテクリスエスのスタミナ能力の高さは疑う余地なし。1番人気フローテーションは掛かって先頭に立った時点でアウト。東京3400mであの形は致命的。それをマークして早めに動いたエーシンダードマンは、ハッキリ言って鞍上・内田博の判断ミス。この舞台は『超消極策』こそが大正解ということを改めて痛感した。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都12R「4歳上1000万下」ダート1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気の9番プロフェッショナル。「放牧明けを2戦して本調子を思わせる動きを見せたプロフェッショナルが軸馬。ダート転向後5戦、4着以下のない堅実な末脚は信頼度絶大。前2走に比べると明らかに一枚落ちのメンバーで、1000万卒業の絶好機が巡ってきた。直線の抜け出しに期待したい」という見立て。
レースは大外からジワッとナムラジョンブルがハナ。前日来の高速馬場を意識してか、本来は差し勝負の軸馬プロフェッショナルもいつもより遥かに前目の位置取り。番手につけた2番人気の4番バロズハートをマークするように3番手からレースを進める。4コーナーで先頭に立つバロズハート。連れてプロフェッショナルも動いて2番手に浮上。直線はプロフェッショナルの独壇場。すれ違い様にバロズハートを交わし、そこから更に加速。最後は手綱をおさえるほどの大楽勝だった。2馬身半差の2着にバロズハートが粘り込み「馬単9→4、690円&馬連4-9、410円。配当的に声を大にして言うのもはばかれるが、目イチ勝負鞍でのダブル的中を果たした。
他にも土曜小倉6Rなど的中をお届けできたものの、どうにも配当面に恵まれない週という印象が強い。その結果として『的中は出ているんだけど……』という声を頂戴しているが、その反面、『勝負どころの精度が戻ってきたね』という声も頂いている。このあたりは競馬暦の長い会員の皆様が多い弊社だからこその声ではあるが、ご利用者の皆様自身、配当的な物足りなさの中にも確実に提供レース選択や予想が結果に結びついてきた実感があるのだろう。諸手を挙げて満足できる現状ではないが、弊社としても全力を挙げてその部分の改善に取り組んでいる。その成果が着々と実を結んできており、『安定感』と『爆発力』が同居する弊社の真骨頂を、今週末以降、ごく近いうちにお見せできるものと確信している。
いずれにしても今年のG1第一弾「フェブラリーS」をはじめ、今週末にも興味深いレースが揃っている。弊社から発信される全ての情報のチェックをお忘れなく。改めてお願いさせていただく。