2回中山・1回阪神7日・8日目・1回小倉7日・8日目

望外の好配当 ~日曜阪神11R・阪急杯~

開幕週ということに加え、週末の雨でとにかく微妙な馬場状態となった中山・阪神の芝コース。直線、外を通った差し・追い込み馬が一旦は先行勢との差を急激に詰めてくるのだが、ゴール前で再度突き放されるパターンが連続した。現在の競馬(=馬券戦術)において馬場状態の把握は『キモ』とさえ言えるが、改めてその難しさ&重要性を痛感させられた思い。当然のことだが、次走以降馬券的に目が離せないのは「外を通って差し届かなかった馬」ということになる。記憶に残しておいて損のなさそうな馬を列挙しておこう。土曜日→中山9R「水仙賞」4着カルカソンヌ。中山10R「韓国馬事会杯」4着ファルカタリア、9着コウユーキズナ。阪神9R「丹波特別」4着ウインキングストン。11R「アーリントンC」4着アイアンルック、10着ツクバホクトオー。日曜日→中山9R「潮来特別」5着ラヴォランテ。阪神11R「阪急杯」5着トウショウカレッジ。どうかお忘れなく。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神11R・G3「阪急杯」芝1400m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは3番人気の13番ローレルゲレイロ。「海外遠征帰りの東京新聞杯を叩き気配が変わってきたローレルゲレイロ中心。今のこの馬にとって1600Mは微妙に長く、1200Mはハッキリ忙しすぎる。従って実績通りこの1400Mがベスト。前日の競馬を見ると開幕週の芝は絶好の状態で、インを走る先行馬が断然の強味を発揮していた。差し・追い込み型が大多数を占めるこの一戦、展開利は間違いなくこの馬にある。押し切りに期待したい」という見立て。
レースは外からスタートを決めたローレルゲレイロがいつものように先行態勢。鞍上の藤田には逃げに固執する様子はなかったが、マイネルレーニアの待機策を確認してハナを主張。2番手のビービーガルダンを4馬身ほど離しての逃げだが、3F通過は34秒1だから全くの平均ペース。直線は逃げるローレルゲレイロと、番手マークから脚を伸ばすビービーガルダンのマッチレース。しかし、半ばでは決着がつきビービーガルダンが先頭に立ってそのままゴール。差されたローレルゲレイロだが、脚いろが鈍ったわけではなく危なげのない2着確保。3着ドラゴンファングには3馬身半の大差をつけていた。結果「馬連4-13、3330円」の好配当的中。先行競馬を読み切った軸馬選択。そして「人気の盲点に入っている」として7番人気ビービーガルダンを取り上げた判断が大正解だった。ビービーガルダンといえば昨秋の「スプリンターズS」3着の実力馬。この馬連配当は望外かも。
他にも日曜中山12R「4歳上1000万下」において7番人気のキモンホワイトを対抗1点目に指示し、「馬連1-13、4190円」を大本線でヒット。春競馬を迎えて予想部全体に雰囲気が出てきた。残念ながら昨年6月以来、8ヶ月間続けていた目イチ勝負鞍における『タコなし記録』(土日で最低一鞍は的中をお届けするという意味)は途切れてしまい、会員の皆様には申し訳ない結果ではあったが、人気薄を軸馬指名しての好走例などからもレース選択や軸馬選定に関しては前開催とは歴然と改善されてきた。日曜・阪神10Rで軸馬指名した5番人気のクイックリープなどが良い例。弊社と長いお付き合いのある皆様からは「開催が替わって好配当的中が期待できる感じになってきたね」との声も少なくなかった。勝負どころで的中をお届けできなかった翌日の声。弊社としては意外ではあったが、競馬暦の長い方の利用が多い弊社だからこそ、と言えるだろう。それらの皆様の期待を裏切らないよう、予想部にはより一層の精度向上を期待したい。
先週末は軸馬の惜しい3着続きでストレスの溜まる結果ではあったが、これまでの実績から、そして噛み合ってきた今の状況であれば即巻き返してくることは確実。僅かに流れが変わるだけで結果が一変することは皆様ご存知の通り。反発攻勢を期す今週末の提供には、これまでにも増してご期待いただきたい。