3回中山・2回阪神3日・4日目

的中の流れは確実にきている ~土曜阪神8R・明石特別~

先週の競馬で何よりも驚いたのが日曜中山9R「伏竜S」を勝ったスーニ。かなり長い間競馬の仕事に携ってきたが、この時期の3歳馬が59キロを背負って勝つシーンを目撃した記憶がない。というか59キロを背負うこと自体が超異例で、58キロなら何度か見た、という程度。しかも今回のスーニはレース内容が圧巻だった。まずはスタート直後躓いて後手を引く。これまで先行して結果を残してきた馬だけに、普通ならこの時点で黄色信号点滅というところ。しかし、鞍上内田博は慌てる素振りも見せず、馬なりのまま5番手の外を追走していく。とはいえ4コーナー手前で手応えがあやしくなった時には正真正銘の赤ランプ点灯と思えた。残り100m地点で先頭争いを繰り広げるナサニエル・メイショウダグザとの差は4馬身。常識的にはここでアウト。まぁまぁまぁ、そこからの脚は正直「背筋が寒くなりました」という感じ。個人的には、仮に2馬身差の3着でもさすがに強いという評価。それがハナ・ハナの僅差とはいえ差し切ってしまうのだから恐れ入る。ダート界に本当の本物の化け物が誕生した瞬間だった。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神8R「明石特別」4歳上1000万下・芝2000m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは4番人気となった8番ドモナラズ。「ダートでは砂を被るとレースをやめる面のあるドモナラズ。言うまでもなく、芝ならその点の心配はない。結果、路線を変えた途端に500万勝ち→1000万昇級の前走も0秒1差だから大正解だった。勝ち味に遅い馬同士の組み合わせなら、当然前に行ける分確実に有利。先行押し切りに期待して軸馬とする」という見立て。
レースは最内から注文をつけて1番マリエンベルクがハナを主張。しかし、軸馬ドモナラズにとってこの展開は理想形でスッポリと2番手に収まる。1000m通過63秒0というスローペースで、ほとんど隊列に変動のないまま4コーナーから直線に入る。マリエンベルクはスッと交わしたドモナラズだが、そこから突き放す雰囲気はない。そうこうしているうちにすぐ外から2番マイネルクルーガーと5番ポーラーライツが伸びてくる。しかし、その2頭にしても突き抜けるまでの脚はない。このあたり『勝ち味に遅い馬同士の組み合わせ』とした予想部の見解通り。ゴール前で再び内から脚を伸ばしたドモナラズが1着ゴール。最後の最後に大外から伸びた9番タガノファントムが2着に入った。1着から4着まで「クビ+ハナ+アタマ」という大接戦。会員の皆様には切ない思いをさせてしまったが、結果的には「馬連8-9、1040円」を一点目の大本線的中となった。
レース後には『ゴール前はどうなるかと思った』という声を頂戴したが、それでも的中は的中というところでご勘弁願いたい。実際単勝1倍台の馬との馬連となってしまったため、配当的には少々物足りないかもしれないが、こういった(一本かぶりの馬からの提供ではない)馬からの提供でモノにしたことは一定の評価をいただけるものと自負している。その他にもイチオシ鞍として提供した日曜阪神12R「4歳上500万下」の馬連&3連複ダブル的中など、勝負どころで的確に的中をお届けした先週末。これで今開催は8戦5勝、的中率62.5%を計上。アベレージ40%強の弊社にとっては数字が示す通り、確実に的中の流れはきている、という実感が確かにある。今週末にはG1「桜花賞」を筆頭に勝負鞍候補が目白押し。先月末の高松宮記念に続き、今月は「難解な重賞でもキッチリものにするアスコット」をお見せする所存。これまで以上のご期待を持ってお待ちいただきたい。