3回東京・3回中京1日・2日目・1回新潟7日・8日目

大本線による好配当的中 ~日曜中京10R 東海S~

今の東京芝コースは外が伸びない。それは恐らく全ての騎乗者が知っていることだと思う。その意味からも興味深かった今年の「オークス」。言うまでもないことだが、『ブエナビスタがどんなレースをするのか?』という点だ。結論から先に書けばいつも通りのレースでした。そのひと言。インの中団待機から4角好位。直線に入ると2頭分だけ外に出して、ここしかないタイミングで先頭に立った四位=レッドディザイアのレース内容は完璧。どこにもケチをつけるところはない。それをいつも通りの後方待機から、直線もケレンなく大外に持ち出した安藤勝=ブエナビスタ。省エネとは程遠いロスだらけの走り。にもかかわらずハナとはいえ差し切ってしまうのだから、その衝撃度の大きさは前週のウオッカの7馬身差大楽勝を遥かに凌ぐものだった。純粋な意味で「いいモノを見せてもいました」という感じ。永く語り継がれるであろう名レースだった。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京10R、G2「東海S」ダート2300m。この一戦で弊社予想部が軸馬としたのは3番人気となった16番アロンダイト。「骨折による長期休養から3戦を消化したアロンダイト。今ひとつ結果に結びついていないが、状態は確実に上がってきている。東京&新潟に5戦4勝3着1回の実績を残している左回り巧者。出走全馬が57キロか58キロを背負う別定重量はハッキリ有利。復帰後初の左回りでJCダート覇者の底力を見せつける。復活に期待して軸馬とする」という見立て。
スタートから先頭に立ったのは13番アドマイヤスワット。それに9番ロールオブザダイスが絡んでいき、更に当初好位に控えていたウォータクティクスが1コーナーで一気に交わす形。しかしそれも束の間で、向正面に入るやいなや今度は軸馬アロンダイトが早マクリを打って先頭に立つ。1000m通過62秒4~上がり1000m61秒6だから、れっきとしたスローペース。しかし、コーナー毎に先頭の馬が入れ替わるめまぐるしい展開。こうなると何よりもモノを言うのは経験。様々な意味でキャリア不足の1番人気ウォータクティクスは3コーナーで急失速。最後はブービーの馬から7馬身も離される16着大惨敗。そんな中、この先行勢に厳しい展開を作った張本人のアロンダイトは粘りに粘る。このあたりがG1ウイナーの底力だ。終始好位のインという『オイシイところ』を回ってきた14番ワンダースピードには差し込まれたものの、4番ボランタスの追撃はクビ差凌いで2着を死守。復活を強く印象づけた。この結果「馬連14-16、1870円という、2・3番人気馬の組み合わせとは思えないほどの好配当を、しかも一点目のド本線で的中に導いた。単勝2.3倍という断然の1番人気馬、ウォータクティクスの評価を大幅に落とした予想部の判断が光る一戦。会員の方々からは『一点目だったからブ厚く勝負した』との声を数多く頂戴した。記憶に残る的中となったことは言うまでもない。
他にも日曜中京9R「パールS」、日曜新潟12R「三条特別」など、随所で的中をお届けすることができた先週末。その先週はもちろんのこと、ここ数週間、勝負鞍での的中のほとんどが掲示板独占という高精度での結果をお届けしている。事実、提供以外の買い方の妙で『3連単でバッチリ獲らせてもらいました!』という声も多く、それはそれで喜ばしいことではある。が、提供された買い目以外のご購入はくれぐれも遊び程度でお願いしたいところだ。
なにはともあれ、「ダービー」を頂点とする『華の3回東京開催』も上々の滑り出しとなった。ダービーウイークとなる今週末に弾みがついたことは間違いなし。刻一刻と迫る大一番をご期待のうえお待ちいただきたい。

2回東京・3回京都7日・8日目・1回新潟5日・6日目

胸のすく的中劇 ~日曜新潟7R 4歳上500万下~

予想通りの強さで「ヴィクトリアM」を圧勝したウオッカ。しかし、アナウンサーや解説者の大興奮を目の当たりにすればするほど「冷めていくこの気持ちは何?」。ゴール後はそのことばかりを考えていた。生涯に一度しか出走権のない3歳G1戦線はともかくとして、古馬ともなれば同じレースに何度でも出走できる。そこで同じ(ような)相手にいくら強いところを見せられても「あぁそうですか」という感じ。特にウオッカの場合には「それならあのドバイはどうなの?」という気持ちが付きまとう。無論ウオッカにも、そして恐らく関係者にも罪はないことだと思うが、世界を相手にして納得させられるレースが見たい。それが本音。ウオッカの次走は予定通り「安田記念」だという。体調の急変でもない限りまた圧勝するはず。しかし……。ジレンマはどこまでいっても消えない。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟7R「4歳上500万下」ダート1200m。このレースで軸馬として期待したのは最終的に3番人気となった5番アズライト。「アズライトは滞在競馬が合うタイプ。その点で前週からの新潟入りが功を奏する可能性大。芝2000mと短距離ダートを交互に使われているように陣営も適条件を模索している感じだが、前走の内容からどうやら集中して走れる短距離が向く印象。今回人気の一頭の12番ルーシーショーとは前走で0秒1差。能力全開なら力差はない。ここは大駆けに期待して軸馬とする」という見立て。
レースは内枠からスタートを決めた中舘=オメガロンドが逃げる展開。2番手に1番人気のルーシーショーが続き、3F通過34秒3という速い流れ。しかし、競りがない分先行勢有利の展開と思われた。そんな中、軸馬アズライトは何と向正面を最後方で通過。これはスタート直後挟まれズルッと後退する不利が応えてのもの。新潟1200mダートでこの位置はほぼ絶望的だが、鞍上のルーキー松山は腹を括ったかのように動かない。4コーナーでも14番手、早い話殿りから2頭目。恐らく、この業界の人間として絶対に言ってはいけない言葉だとは思うが、正直なところその時点で「ダメだと思った」。ところが、少なくとも鞍上は諦めていなかったようだ。そこから目一杯叩き出されたアズライトは鬼神の末脚を爆発させ、2番手のルーシーショーを追い詰める。結果、単騎逃げに持ち込んだオメガロンドには5馬身の差をつけられたものの、ルーシーショーはクビ差交わしてゴール。上がり36秒6は言うまでもなくメンバー中最速だった。これで「馬連3-5、3720円」という好配当的中。弊社予想部のお祭り騒ぎは皆様ご想像の通り。
他にも土曜京都5R「3歳500万下」、日曜京都7R「3歳500万下」など、連日に渡り勝負鞍で的中をお届けすることができた。何よりも強調させていただきたいのが軸馬の着順。1着・3着・1着・1着と馬券圏内率100%いう結果は『安心・安定、そして信頼のアスコット』という看板に偽りのないことの証明と自負している。弊社では一切無駄のない単勝勝負を好む会員様が多いが、それはこういった結果からもご理解いただけるハズ。それなりの投資金を張り込む方にとっては見返りは十分だろう。
G1クライマックスの前半戦をまずは堅調に乗り切った予想部。いよいよ今週末からは競馬の祭典「日本ダービー」を頂点とする『華の3回東京開催』の開幕となる。言うまでもなく、この開催に関しても不安は微塵もない。次々と記憶に残る的中をお届けする所存。まずは「オークス」をはじめとする勝負鞍候補目白押しの今週末にご期待いただきたい。

2回東京・3回京都5日・6日目・1回新潟3日・4日目

流れを止めない好配当的中 ~日曜京都10R 都大路S~

『逃げ・先行人気の差し・追い込み。差し・追い込み人気の逃げ・先行』という言葉がある。いわば大昔から語り継がれてきた穴のパターンを指してのものだ。つまり「逃げ・先行馬が人気を集めているレースの差し・追い込み馬。逆に差し・追い込み馬が人気を集めているレースの逃げ・先行馬」が穴を開けるという意味。そんな超古典的な鉄則を今さらのように思い出させる「NHKマイルC」だった。当初から逃げ宣言をしていたゲットフルマークスがケレンなく飛ばす。34.3-45.5-57.2という通過ラップは確かに速め、ではあった。一時は5馬身近く2番手を離す大逃げ。これを見て中団以下につけた人気上位馬の鞍上はほくそ笑んだに違いない。しかし、一見差し・追い込み有利に見えるこの展開も、離れた2番手のジョーカプチーノにとっては34.8-46.0(推定)-57.7(推定)という平均ペースの単騎逃げと同じこと。かりにも重賞ウイナー。「ニュージーランドT」3着で距離のメドも立っている。この流れで簡単に止まるはずもないのだ。直線に入るとゲットフルマークスの自然消滅を待って先頭に立ち、そこから危なげなく押し切った。道中4番手のレッドスパーダが2着。3番手のグランプリエンゼルが3着というほぼ出たなり決着。人気の差し・追い込み勢は枕を並べて討ち死に。誰に文句を言うこともできない。これもまた競馬だ。だから競馬は難しい。だからこそ競馬は面白い。そんな感慨を抱く一戦だった。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都10R「都大路S」4歳上オープン・芝1600m。このレースで軸馬として期待したのは最終的に5番人気となった1番ライブコンサート。「別定G2マイラーズCで殿りに敗れたライブコンサートだが、G1級メンバーの決め手勝負ではさすがに厳しかった。タイム差0秒7なら悲観する必要はない。今回は歴然とメンバー落ちのオープン特別。しかもハンデ戦で1キロ減の56キロは恵まれた。イン突進が勝ちパターンの同馬にとって1枠1番は望外の好枠順。突き抜けに期待して軸馬とする」という見立て。
レースはコンゴウリキシオーが先手を奪い35.0-46.8-58.2~上がり46.2-34.8というスローペース。軸馬ライブコンサートは予想部の目算通りインの好位でジックリと脚をタメていく。馬なりのまま徐々に番手を上げていくライブコンサート。4コーナーでは3番手まで進出してきた。直線は2.3頭分外に持ち出し、あとは追いまくるのみ。すれ違い様にコンゴウリキシオーを交わし、残り200m地点で単独先頭。ゴール前キャプテンベガに内から迫られたものの、クビという着差以上の楽な勝ち内容だった。結果「馬連1-6、2090円」は一点目の大本線的中。展開・流れ・枠順、そしてハンデと、全ての条件がライブコンサートを指していた。それを冷静に読み取った的中と言えよう。
さて、ここで今開催について少しだけ振り返ってみたい。先週末は今回斬った「都大路S」の他には、ここぞという勝負鞍において完勝と言える的中はなかった。それはそれで会員の皆様にはお詫び申し上げたい。ただそんな中でもこういった的中をお届けできたことはプラスにとらえたい。また、レース後の皆様のお声からはさほど悲観の色は感じられなかったが、これは今春から導入しているサポートメールの効果を着実に実感していただいることに加え、前週の「天皇賞・春」で鮮やかに『馬連万馬券的中』をお届けしたこともその要因だろう。絶好調とは言えないまでもまずまずの東京・京都開催。もちろん開催最終週となる今週末も、弊社にとって不安な要素は微塵もないと断言できる。それだけの材料は揃っており、あえてここで全勝という目標を掲げ、今週末を好結果で締めくくる所存である。今週末、そして競馬の最佳境を迎える次開催と、引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。

2回東京・3回京都3日・4日目・1回新潟1日・2日目

安心の万馬券的中 ~日曜京都10R 天皇賞(春)~

「プロの目で冷静に振り返る」が当コラムのコンセプトだが、今週に限っては「冷静になどなっていられない」というのが正直なところ。まずは、何はともあれこの言葉を贈らせていただく。『アスコットシステムズ会員の皆様、第139回 天皇賞(春) 馬連2-4、10200円の的中おめでとうございました』。
レース終了後の鳴り止まぬ電話。そして満杯に膨れ上がった受信メールボックス。レース終了後数時間以上を経過しているにもかかわらず、弊社内はエンドレスのお祭り騒ぎ状態が続いた。G1レース。しかもG1中のG1と言える「天皇賞」において万馬券的中をお届けすることができた。それがどれほどのことなのか、ということを弊社社員一同、身をもって実感している。会員の皆様、本当におめでとうございました。そして、過分なる賞賛のお言葉、ありがとうございました。
それでは、生涯忘れることがないであろうひと鞍。「天皇賞(春)」を回顧していこう。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは4番人気の4番アルナスラインだった。「ようやく完全復活を遂げたアルナスラインが軸馬。昨秋のアルゼンチン共和国杯では、ここで人気を集めているスクリーンヒーローに5キロ、ジャガーメイルに2キロのハンデ差を与えていたのだから真の実力はメンバー中トップクラス。意外にも重賞初制覇となった日経賞後、更に状態を上げてきている。菊花賞2着を持ち出すまでもなく長距離適性は十分だし、大トビの大型馬で京都外回りもベスト。今年のメンバーなら力対力の勝負で勝ち切れるはずだ」という見立て。
レースは大方の予想通りテイエムプリキュアがハナに立つ展開。しかしそれも束の間、一周目の4コーナーでホクトスルタンが交わして逃げ態勢に入る。ちょうど半分の1600m通過が1分37秒0。これはレコード決着となった06年より0秒7も速い流れ。しかも、1番人気アサクサキングス、2番人気スクリーンヒーローが3コーナーすぎから早目に動いていく展開。こうなると先行各馬は辛い。早仕掛けの1・2番人気馬を好位でジッと見据えていたのが軸馬アルナスライン。そしてもう一頭、好位のインで息を潜めるマイネルキッツだった。4コーナーを回り切って先頭に立つアサクサキングス。しかし、残り300m地点で脚が止まる。その外から並ぶ間もなく抜き去る軸馬アルナスライン。「楽勝!」弊社予想部の全員が叫ぶ。その刹那、インから松岡正海、渾身の追いに応えてマイネルキッツがグイグイ伸びてきた。アルナスライン鞍上の蛯名も内に馬体を寄せていって勝負根性を喚起するが、再びクビ差まで詰め寄ったところがゴール。勝ち切れなかった点だけは悔やまれるが、3着ドリームジャーニーには1馬身3/4の差をつけていたのだから全く危なげなし。「馬連2-4、10200円」という『安心の万馬券的中』となった。「意外なほどの距離適性を窺わせる」として、12番人気のマイネルキッツを対抗3点目に推した予想部の好判断が光る。
他にも土曜京都7R「3歳500万下」、同じく土曜京都10R「朱雀S」日曜東京12R「4歳上1000万下」など、連日に渡り、提供のほとんど全てを的中に導いた弊社予想部。絶好調を通り越して、もはや『確変状態』に突入した感さえ抱かせる。しかし、6週連続のG1クライマックスは始まったばかり。今週末以降も一切出し惜しみなし。獲れるところは全て、貪欲に獲りにいく所存。今週末の提供をなお一層のご期待のうえ、楽しみにお待ちいただきたい。