2回福島・3回阪神・1回札幌1日・2日目

渾身の高配当的中 ~日曜阪神10R マーメイドS~

予めわかっていたこととはいえ、「それにしてもここまで……」と呆れるほど前残りの競馬が続いた開幕週の福島芝。4コーナー5番手でも届く(馬券圏内に)かどうか、それ以下はゲームオーバーという競馬。ある意味それが醍醐味とも言えるのだが、2週目以降もこの傾向が続くか否かという点は全くのところ不透明。ほぼ全日雨中の開催となった日曜日の影響がどうか? たった1週で「凄まじい前残り→驚異のマクリ勝負」に変貌を遂げるのもまた、この開催の福島の特徴。この時期馬券を買いやすいのは阪神、あるいは札幌といわれる所以がそこにある。
それでは本題へ。今週斬るのは3場を通じて唯一の重賞となったG3「マーメイドS」3歳上牝馬・芝2000m。この一戦で弊社が軸馬として期待したのは4番人気となった10番ニシノブルームーン。「夏場の牝馬戦でモノを言うのはデキの良さ。その点で文句なく最右翼と言えるニシノブルームーンが軸馬。現在3連勝中というと急激に強くなったイメージだが、元々が経験馬相手にデビュー戦快勝の素質馬。その後順調さ欠き出世が遅れただけで、まともならとっくにオープン入りしていたはず。これが定量戦や別定戦だと強気になり切れない部分もあるが、ハンデ52キロの牝馬限定戦なら話は別。距離はベストだし馬場の渋化が残っても大丈夫。好位から自在の捌きに期待したい」という見立て。
レースは、予想された通り絶好の1番枠からコスモプラチナが逃げる展開。2番手にレッドアゲートがつけ、その後ろ、インの3番手に軸馬ニシノブルームーンが続く平均ペース。4コーナー~直線に入っても道中全くのマイペースだったコスモプラチナの脚いろは鈍る気配もない。早々と逃げ切り態勢。焦点は2着争いに移った。粘るレッドアゲートに外から9番ウェディングフジコが並びかける。そこにいつになく前目でレースを運んでいた1番人気の5番ベッラレイアが脚を伸ばしてくる。更に大外から迫る16番リトルアマポーラ。自然、視線は外へ向けられたその刹那、最インをこじ開けて軸馬ニシノブルームーンが突進を決めた。
結果、コスモプラチナの逃げ切りV。1と3/4馬身差で2着ニシノブルームーン。更に3/4馬身差で3着リトルアマポーラが入線した。この一戦で弊社が提供した買い目は、ニシノブルームーンと対抗1点目リトルアマポーラとの2頭軸3連複。「1-10-16、18380円」の高配当的中を現実のものとした。『この時季の牝馬戦は格よりデキ』。まさにそれを物語る結果。思いのほか配当のついた決着で、馬連勝負であれば個人でも的中できるレースではあるが、混戦の様相を呈していたこのマーメイドSで、『2頭軸3連複』、しかも6点で的中できたことは弊社スタッフの的確な軸馬選定が功を奏した万馬券的中と言えよう。
他にも日曜阪神9R「三木特別」の馬連&3連複ダブル的中など、一応、アスコットが標榜する『爆発力と安定感の融合した情報提供』の有言実行となった先週末。とはいえ、先週は『週目イチ勝負鞍』として自信をもって提供した日曜阪神7R『3歳上500万下』が激アツのレースを繰り広げたが痛恨の不的中。結果を残さなければならない開幕週だっただけに、その点は大きな割引材料。要所要所の目イチ勝負どころで結果を残しているからこそ信頼を勝ち得ている弊社アスコットシステムズ。それだけに諸手を挙げて喜べない週であったことを、予想部の面々は肝に銘じておいて欲しい。
いずれにせよ、今週末も「宝塚記念」を筆頭に勝負鞍候補目白押し。「一般的には難関とされるローカル開催こそアスコットの真骨頂」と何度も繰り返しお伝えしてきたが、それをご実感いただけるものをお届けする所存。なお一層楽しみにお待ちいただきたい。