3回東京・3回中京7日・8日目

あの季節がやってくる ~日曜中京9R 長久手特別~

前日売り1番人気のトレノジュビリーが出走を取り消し、混戦ムードに拍車がかかった「CBC賞」。押し出される形でアーバンストリート・ソルジャーズソングといった外枠の差し・追い込み勢が人気となったが、勝ったのは同じ外枠の直線勝負型でも12番人気と評価を落としていたプレミアムボックスだった。レースはエムオーウイナーが思い切って逃げる展開。しかし、3Fから33秒7-44秒9~上がり45秒5-34秒3という、さして速いとも言えない流れ。当然馬群一団の展開となり、直線でいち早く抜け出したのは唯一の3歳馬エイシンタイガーだった。それを後方追走から外に出したプレミアムボックスが猛追。ゴール寸前でクビ差交わして二度目の重賞制覇。人気のソルジャーズソング・アーバンストリートも肉薄してきたが、クビ・クビの4・5着まで。近走不振とはいえ、重賞勝ちのあるプレミアムボックスのハンデが55キロ。これが最大の勝因。エイシンタイガーの2着は立派だが、この一事で「今年の3歳勢のレベル云々」という話は時期尚早。毎年、夏のスプリント戦の3歳馬はレベルに関係なく活躍するもの。レベル比較は秋以降の話。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京9R「長久手特別」4歳上1000万下、芝1800m。弊社予想部がこのレースで軸馬としたのは2番人気となった3番テイエムアンコール。「今週一番の勝負鞍。前走のテイエムアンコールは1コーナーで不利を受け、ガッとハミを噛む感じ。そこからは掛かり気味だったし、直線も狭い内に入り窮屈なレースを強いられていた。結果は断然の1番人気を裏切り4着だが、2着まではクビ+アタマの僅差だから能力は示した。その後もデキ落ちはないし、今度は抜群の実績を残している1800m。ここは巻き返しに期待して軸馬とする」という見立て。
レースは2番オースミスパークが大きく離して逃げる展開。35秒0-46秒4~上がり48秒7-36秒6という数字はハイペースに近いが、それはあくまでも逃げているオースミスパークに限ってのこと。離れた好位でレースを進めるテイエムアンコールにとっては絶好の位置取り&流れだ。直線に入り早々とオースミスパークは失速。14番フサイチダイチャン・11番フサイチオフトラ、そしてテイエムアンコールという先行・好位勢の抜け出し争いとなったが、最後は地力の違いを見せテイエムアンコールが1着ゴール。1馬身3/4差で2着フサイチオフトラ。クビ差でフサイチダイチャンが続いた。結果「馬単3→11、640円」の的中。配当的に物足りなさは感じるが、一点目の大本線だったこと、そして冒頭で「今週一番の勝負鞍」と断言したことが奏功した印象。レース後会員の皆様から『その分投資金を張り込んだ』という声が数多く寄せられたことでそれは証明される。
先週末をもって華の3回東京開催は終了。全員手放しの大団円とはいかなかったが、他にも日曜東京11R「エプソムC」の大本線「3連複890円」的中など、まずは手堅く打ち上げることができた。また、開催中には50倍超の好配当的中もあり、全体として「好調持続のアスコット」ということが言えると自負している。しかし、我々は手を緩めるつもりなど更々ない。いやむしろ、アスコットにとっては『夏のローカル開催こそ最大の勝負どころ』なのだ。そのことはお付き合いの長い会員の方なら我々以上にご存知のはず。なかでも昨年夏の快進撃を、よもやお忘れではあるまい。昨年毎週末、好配当連打で3開催トータル回収率300%超えを計上した、あの夏のローカル開催がやってくる。今週の提供を楽しみにお待ちいただきたい。これはあくまでも常套句。今回に限っては、夏のローカルの開幕を我々も楽しみに待っている。これが本音。また、『夏限定の新サービス』の導入も決定しているので様々な面で期待は高まるばかり。何はともあれ、多大なるご期待をお寄せいただきたい。