4回東京・4回京都1日・2日目

イチオシ勝負鞍のダブル的中 ~日曜東京6R・3歳上500万下~

『弱い4歳世代』という評価が定着している。昨夏以降の重賞戦線を振り返ればまさにその通りで、それだけに「京都大賞典」のオウケンブルースリについても半信半疑という面があった。というより「59キロでは厳しい」と考える人間の方が多かったようで、前年の菊花賞馬としては不当に低い3番人気でしかなかった。結果は展開に恵まれた面があるにせよ大外一気の差し切り勝ち。歴然とした世代ナンバー2の貫録を示した。2着にも同世代のスマートギアが食い込み、別定重賞としては超異例と言える4歳馬同士のワンツー決着。充実の4歳秋を迎えいよいよ猛反撃かと思わせたが、数分後の「毎日王冠」の4歳勢は古豪たちにまるで歯が立たなかった。結論を先に言えば、今秋以降のG1戦線で勝負になる4歳馬はオウケンブルースリただ一頭。ハッキリしたのはそのことだけ。そんな印象が強い。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京6R「3歳上500万下」ダート1400m。このレースで弊社予想部が軸馬の期待をかけたのは1番人気となった9番グリフィンゲート。「本日イチオシの勝負鞍。3戦して1・2・3着の東京開催を目標にジックリと仕上げられたグリフィンゲートが軸馬。前走の勝ち馬は、ダートでは世代最強にのし上がったテスタマッタ。それの0秒5差3着は価値がある。今回が対古馬初戦となるが、戦ってきた相手を考えればむしろ見下ろしの力関係。危なげなく抜け出してくるはずだ」という見立て。

レースは8番ホウショウルアーが逃げて3F通過35秒6の平均ペース。軸馬グリフィンゲートはインの3番手を痺れるような手応えで進んでいく。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線へ。グリフィンゲートは3・4頭分だけ外へ出て持ったまま先頭に並びかける。鞍上の田中勝が追い出したのは残り300m地点あたり。そこから力強い伸びで2馬身・3馬身とリードを広げていく。抜け出し切ってからは追うのをやめたため最後は2着の7番ナムラカクレイに1馬身1/4差まで詰められたが、内容としては大楽勝。力の違いをまざまざと見せつける一戦となった。3着した14番シャイニングアワーも対抗馬の一頭で、「馬単9→7、890円&馬連7-9、530円」の、安心のダブル的中となった。

もはやお馴染みとなった感のある『イチオシの勝負鞍』による的中。会員の皆さまからいただいたメールその他を参考に推察すると、相変わらずイチオシ勝負鞍に資金集中をなさっている方が相当数いらっしゃるようだ。それがため、今回も地味めの配当としては驚くほど多くの反響をいただいている。『獲れるところでキッチリ勝負』という弊社の方針が浸透していることを痛感する。とはいえ、爆発力も併せ持っていることは前週の結果が如実に物語る通り。今週末も変幻自在のアスコット予想にご期待いただきたい。