4回中山・4回阪神7日・8日目

歓喜の最終週 ~土曜中山11R・内房S~

『馬は格で走る』とは、かつて某有名評論家が吐いた言葉だが、今回の「スプリンターズS」で改めて思い知らされた。勝ったローレルゲレイロは休み明けの「セントウルS」が6キロのマイナス体重。その後中間~最終調教も今ひとつパッとせず、当日は更に4キロの体重減。また、2着のビービーガルダンもお世辞にも絶好調とは思えなかった。それが3着以下を引き離すマッチレースを演じるのだから、これこそ『格』の成せる業。反対にピークのデキで臨んだアルティマトゥーレやグランプリエンゼルは一敗地にまみれた。前出の言葉、グレードの高いレースになるほど真実味を帯びてくることは確かだ。もっとも、今回の1・2着馬がともに絶好調であったとしたら、馬連2140円などという好配当は絶対に有り得なかった。状態を重視する人間にとっては買いにくい組み合わせ、ではある。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山11R「内房S」3歳上1600万下・ダート1200m。このレースで弊社予想部が軸馬としたのは3番人気となった8番インプルーヴだった。
「現級勝ちのあるコース&距離に戻るインプルーヴが軸馬。当時1分9秒8の好タイムで快勝しているのだから、今回予想される高速決着は望むところ。先月上旬以降は間隔を詰めて長めから追われているので、気になる仕上がりも全く問題なし。好相性の鞍上で直線抜け出しに期待する」という見立て。
レースは外枠から好ダッシュを決めた15番リンリンリンの逃げで3ハロン通過33秒6のハイペース。軸馬インプルーヴは3番手の外という文字通りの絶好位を追走。その1頭後ろのインにつけたのが6番ジェイケイセラヴィ。1番人気の7番ファイナルスコアーは何と最後方からレースを進めた。ほとんど馬順に変動のないまま4コーナーから直線へ。満を持して先頭に立つインプルーヴ。完全な勝ちパターンかと思えたが、その刹那インを叩き込んできたのがジェイケイセラヴィだった。結局これがクビ差抜けて1着ゴール。インプルーヴは勝利こそ逃したものの2着の座は確保。更にクビ差で3着にサラトガが入った。結果「馬連6-8、3820円」の大本線的中を筆頭に、「ワイド6-8、1540円」「ワイド8-10、4880円」の好配当トリプル的中をお届け。まさに「購入点数を絞り込み、旨味のある配当を狙い撃つ」弊社を象徴する的中劇。先週のここで予告した通り「爆発力」十分の的中をお届けすることができた。さすがに会員の皆さまのレスポンスは早く、同日夕からの弊社メールボックスはお喜びの声で満杯となった次第。

他にも日曜阪神12R「3歳上1000万下」の好配当的中なども含め、先週末は勝負鞍における的中率実に75%。大幅なプラス収支を達成し、これぞ大団円と言える最終週となった。会員の皆さまにはこの場で改めて「おめでとうございました」のひと言を添えさせていただきたい。
いよいよ今週末からはG1クライマックスと呼ばれる4回東京・京都開催の開幕となる。無論かねてからお伝えしている通り『G1の影にこそ勝負鞍あり』ということは既定事実。弊社が発信する全ての情報を漏れなくチェックなさるよう、切にお願いしておく。これ以上ない勢いで迎える今週末以降に更なるご期待をお寄せいただきたい。