危なげのない的中鞍 ～日曜新潟12Ｒ・三条特別～

Ｇ1史上初の1着同着という結末になった「オークス」。結果は出ても『決着』はつかなかった、という禅問答のようなお話。しかし、2頭の名牝と二人の名手による凌ぎ合いはお見事のひと言。長い写真判定の末の結論が「同着であってくれ」と心から願った。そう、あの「天皇賞・秋」のような無粋な決着だけはやめてくれと……。それにしても、だ。桜花賞馬とトライアル・フローラＳ馬のワンツー、いや、ワンワンで馬連1870円とは如何に？　桜花賞4着馬の異常人気という側面はあったものの、不可解なほどの好配当であることは確か。かつて、ある高名な評論家が「人の気持ちと書いて人気」と常々口していたことを思い出す。言い得て妙とはまさにこのこと。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟12Ｒ「三条特別」4歳上500万下・ダート1800ｍ。このレースで弊社予想部が軸馬の期待を寄せたのは1番人気となった2番エイブルベガだった。
『一時は状態を落としていたエイブルベガだが、昨年暮れからの4カ月の休養で完全復調。休み明け2戦目の前走は後続を5馬身千切っての叩き合いを演じて半馬身差2着。これで信頼も回復した。元々はクラス最上位の安定感がある馬だし、新潟コースとの相性も上々。ここは先行抜け出しに期待して軸馬とする』という見立て。

さてレースは。スタートを決めて先頭に立ったエイブルベガだが、外から14番フィールドウイナーが行く気を見せるとスンナリ引いて2番手。以下12番ユーワファントム、10番キングスグリームと続き3Ｆから37.1－49.7－61.7～上がり51.0－38.5という平均ペース。逃げるフィールドウイナーに外からエイブルベガが再び並びかけたのは4コーナー手前。そこから数秒は併走状態が続いたが、残り200ｍ地点で完全に抜け出す。最終的には2馬身半の圧勝。スタートからゴールまで全く危なげのないレース内容だった。2着にはフィールドウイナーが粘り込み、そこから更に4馬身離れて3着15番トップランナー。この結果により「馬連2－14、1160円」の的中。買い目を絞ったうえでの本線的中を呼び込んだ弊社予想部。断然の1番人気馬を軸に据えての提供でも、やりようによっては『いい的中』にありつけるという好例と言えよう。

他にも『本日イチオシの勝負鞍』とした土曜東京7Ｒの馬連大本線的中など、連日に渡りキチンとした結果をお届けした先週末。いい流れに乗った状態のまま、いよいよ競馬の祭典「日本ダービー」に臨む。空前の好メンバーと謳われるこの大一番はもちろん、他にも勝負鞍候補目白押しの今週末。まずは、競馬ファンなら誰もが胸躍らせる『ダービーウィーク』を満喫していただきたい。その末の歓喜は弊社アスコットシステムズが請け負う所存だ。