3回東京 4回京都5日・6日目

連日に渡り好配当奪取 ~日曜東京9R・ホンコンJCT~

「安田記念」の陰に隠れる形とはなったが、直後に行われた「ユニコーンS」はなかなか見応えのある一戦だった。3Fから順に34.9-47.0-59.2~上がり49.6-37.4というハイペース。番手のインに収まっていた2番人気バトードールが、残り400m地点で満を持して先頭に立つ。それを好位でガッチリとマークしていたのが1番人気のバーディバーディ。すかさず続き2頭並んで残り200m地点を通過。そこからは地力の違いか、あるいは追う者の強みか、力強い伸びで最後はバーディバーディの2馬身半差の完勝。交わされたバトードールもバテたわけではなく、3着サンライズクォリアには2馬身半差の危なげない2着。終わってみれば1・2番人気馬による「出たなり」に近い決着だが、本来なら差し・追い込みの流れを苦もなく押し切ったのだから共に強い。層の厚い今のダート路線に、また新たなる勢力の台頭という印象を強く残した。ちなみにこの「ユニコーンS」。弊社重賞予想は「馬連&3連複のダブル的中」を果たしている。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京9R「ホンコンJCT」4歳上1000万下・芝1800m。このレースで弊社予想部が軸馬としたのは4番人気の5番トゥリオーニだった。
『今回が昇級戦となるトゥリオーニだが、展開のアヤやレース中の不利で勝ち切れなかっただけ。それと骨折などで順調に使い込めなかったことも出世が遅れた原因と言える。今期はこれまでになく順調で前走待望の2勝目をマーク。軌道に乗ればポンポンと行く可能性が高い素質の持ち主。強気に軸馬として狙う』という見立て。
レースは内枠から好スタートを切った2番マイヨールの逃げ。3Fから順に35.7-47.3-59.2~上がり47.4-35.9という平均ペース。大きく離れた2番手に3番ヒカルルーキー。更にまた3・4馬身離れて3番手に1番チュウワプリンスという並び。軸馬トゥリオーニは5番手のインに入れてジッと脚をタメる形。そのすぐ前に1番人気となった7番マイウエイ。バラバラの展開ながらペースは決して速くない。当然、逃げたマイヨール以下前の3頭は粘りに粘る。しかし、残り100m地点で急激にマイヨールが失速。それをチュウワプリンスが交わし、ゴール寸前トゥリオーニも捕らえた。結果クビ・クビの僅差で1着チュウワプリンス、2着トゥリオーニ、3着マイヨールの順。前々で決まっても不思議のない展開&流れを差し込んできたトゥリオーニは強い2着と言える。この結果により「馬連1-5、1950円の的中。本線でなかなかの好配当を仕留めた。
他にも『本日イチオシの勝負鞍』とした土曜東京8R「馬連11-12、1250円」、更に冒頭の「ユニコーンS」など、先週末は連日に渡り随所で好配当をお届け。前週「的中が土曜日に偏っていた」と指摘した当欄にさっそくの答えを示した予想部。ここは素直に脱帽というところ。
「安田記念」で『春の東京G1クライマックス』は終了。しかし、それはあくまでもスポーツ、あるいはイベントとしての山を越えただけのこと。馬券プロの勝負どころはむしろこれから。そのことは弊社とお付き合いの長い方ほどよくご存知のはず。今開催の最終週となる今週末はもちろん、その先のローカル開催にも多大なるご期待をお寄せいただきたい。