3回新潟・2回小倉・1回札幌5日・6日目

会心の勝負鞍 ~土曜小倉11R・平尾台特別~

ビービーガルダンに加えローレルゲレイロという銘柄級の参戦で注目された「キーンランドC」。そのローレルゲレイロは内枠で躓き気味のスタート。そこで人馬ともにヤル気を失くした様子で、文字通り『叩き台』に終始。一応名前で期待する人間もいるのだから、もう少し気のある(ふりだけでも)レースをするべき。それはそれとして、ここはワンカラットの強さだけが際立つレースだった。3角で他馬にぶつけられて不本意な早めの進出。しかも左前と右トモを落鉄していながら全く危なげのない完勝。元々が阪神巧者と云われた馬だから、中山の急坂も不安材料とはならない。次走の「スプリンターズS」も大いにチャンスあり。2着には好位から内を突いた6番人気のジェイケイセラヴィが入り、「馬連5-10、3000円」の好配当となった。ちなみに、弊社はワンカラットを軸馬に据え、ジェイケイセラヴィもキッチリと対抗馬の一頭に選択。いとも容易く的中している

それでは本題へ。今週斬るのは土曜小倉11R「平尾台特別」3歳上1000万下・ダート1700m。弊社予想部がこのレースで軸馬としたのは1番人気となった2番ポイマンドレース
『逃げ・先行型が多く必然的に流れが速くなる一戦。追われて味のあるタイプが確実に浮上してくる。軸馬はここにきて脚質に幅を増し、より一層安定感が出てきたポイマンドレース。適度にレース間隔を取りながらの臨戦でデキは引き続き絶好。前にカベを作って折り合えるこの枠順も文句なし。クラス最上位の実力を素直に評価する』という見立て。

レースはイン速攻から1番サンライズモールが強硬にハナを主張。コーナーワークと迫力の差で行き切る形。3Fから順に35.6-48.0-60.2~上がり51.0-38.7という予想された通りのハイペース。軸馬ポイマンドレースはインの好位後ろあたりの位置取りでジックリと脚をタメる策。恐らくこれは鞍上が速い流れを読んでの作戦。案の定3コーナーあたりで手応えがあやしくなったサンライズモールだが、これは多分に気性的なもの。4コーナー手前で鞍上が気合を入れると再び脚を伸ばし、直線で一旦は5馬身近いリードを取る。ここでポイマンドレースにスイッチが入った、目標をサンライズモール一頭に切り替えて猛然とスパート。一歩一歩追い詰め、外から並びかけたところがゴールだった。写真判定の結果ハナで1着ポイマンドレース、2着サンライズモールの順。この結果により「馬連1-2、1510円」の的中。1番人気馬からでも対抗馬選択の妙で得た「オイシイところ」。『獲りごろ・外しごろ』という感じの配当をキッチリとモノにしたところに価値がある。予想部には先週の結果がいい薬になったようだ。

他にも『本日イチオシの勝負鞍』とした土曜新潟8Rの「馬連8-10、510円」を一点目の大本線で的中。また前記の「キーンランドC」の的中など、『2週続けて悪いことは起きないアスコット』の伝説はまたしても継承された。この勢いで臨むローカル最終週を大団円で打ち上げる所存。どうか、いつもにも増すご期待をお寄せいただきたい。