3回新潟・2回小倉・1回札幌7日・8日目

盤石の態勢で秋競馬へ ~日曜札幌12R・3歳上500万下~

新潟外回り1600mで行われる「新潟2歳S」はスケールと将来性と、何よりも『追われてからの味』が要求される。対して平坦小回り1200mという『昔ながらの』レース条件で行われる「小倉2歳S」は、言うまでもなく早熟性とスピードの勝負。半端な将来性などはむしろ不要。無用の長物と言っていい。今年もその通りの結果になった。3F通過33秒1という猛烈なハイペースで逃げたシゲルキョクチョウのウリは無論スピード。それを中位追走から一気に伸びて最後ハナ差交わしたブラウンワイルドの大人びたレースぶりは、まさに早熟性以外のなにものでもない。ともに距離的には1400mが限界で、それでさえ他馬が成長してくる前の2歳時だけのこと。それ以降は忘れられる運命だが、いずれ短距離専用馬として甦る可能性はある。ちなみにこの「小倉2歳S」。弊社は「馬連8-14、790円」を難なく的中している。前哨戦の「フェニックス賞」の1・2着が入れ替わっただけだが、その割には異様なまでの好配当。冷静な戦力分析の成果と言えよう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜札幌12R「3歳上500万下」芝1800m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった11番レジェンドブルー
『本日イチオシの勝負鞍。断トツの実績に加え、デキの良さも際立っているレジェンドブルーが不動の軸馬。前走の勝ち馬はレベルの高い関東3歳牝馬陣でも上位ランクの実力馬。完全な勝ちパターンに持ち込みながらの完敗だが、これは相手が悪すぎた。今回のメンバーなら絶大の信頼が寄せられる』という見立て。

レースは4番ゴールドサクセスが逃げて37.5-50.0-62.6~上がり48.1-35.9というスローペース。それでも軸馬レジェンドブルーは慌てず騒がず好位直後を追走し、定石通り3角すぎから進出開始。流れが流れだけに逃げたゴールドサクセスは直線を向いても余力十分。内から突進してくるのが1番ソヴリン。そこに襲い掛かってきたのがレジェンドブルーだった。一歩一歩前との差を詰め、粘るゴールドサクセスをクビ差交わしたところがゴール。この着差でも内容的には大楽勝。力の違いを見せつける競馬だった。2着から半馬身差の3着にはソヴリンが入った。この結果により「馬連4-11、920円」の的中。上位人気となっていた14番シャインブレーヴの「競走除外」により1000円を割ってしまったが、実力を考えるとこの組み合わせでこれだけつけば納得。『本日イチオシ』のひと言が利いて増額投資をなさった会員の方が大多数のようで、意外なほどの反響をいただいている。

他にも前記の「小倉2歳S」など的中をお届けしているものの、満願成就の大団円とはならなかった。中には「軸馬快勝→2着ヌケ目」を食らった土曜新潟8Rや日曜札幌11Rなど、取りこぼしという以外の言葉がない勝負鞍も存在する。流れが悪かったことは事実ではあるが、弊社軸馬は先週末【3・0・1・0】と複勝圏内率100%をマーク。弊社においてこの数字はさほど強調する結果ではないものの、それだけに、今後より一層の慎重かつ冷静な対抗馬選択を予想部には要望したい。

今年はより一層厳しい残者が続くようだ。しかし、ルーティン通り秋の中央開催は今週末開幕となる。一部お知らせの通り、弊社はそこに対する万全の態勢をすでに整えている。その結実となる『秋穫祭』はもう間近。まずは今週末の情報提供を楽しみにお待ちいただきたい。