4回東京・5回京都5日・6日目・3回福島1日・2日目

一転の好配当的中 ~土曜東京8R・3歳上500万下~

今週末に迫った「天皇賞・秋」。オウケンブルースリ・ドリームジャーニーとG1ウイナーの出走回避は残念だが、それを補って余りあるほどの豪華メンバーが顔を揃えた。しかし、女傑ブエナビスタと「天皇賞・春」を制したジャガーメイルは「宝塚記念」以来。スーパーホーネットは2着と力を見せた「安田記念」以来。そしてアーネストリーは圧勝した夏の「札幌記念」以来となる。各々の陣営は「予定通りのローテーション」を強調するが、ブッツケとなる不安を完全には払拭できない。その点でいえば休み明けを叩いたシンゲン・キャプテントゥーレは順調度で一歩リード。また、『現役最強世代』と呼ばれる3歳牡馬の存在も見逃せない。ただし、「毎日王冠」快勝のアリゼオには気性面の不安が残っているし、超A級のポテンシャルを秘めるペルーサにはスタート不安が付きまとう。こう見てくると各馬一長一短。無論、人気割れ必至で馬券的な妙味も十二分。ハイレベルの大混戦が予想される「天皇賞・秋」。本年度の競馬開催も来週から11月に突入し、いよいよもって佳境を迎えるが、そこへの弾みをつける意味でも今週末のこの「天皇賞・秋」は取りこぼせない一戦。アスコットシステムズが断を下す結論にご期待いただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京8R「3歳上500万下」ダート2100m。ここで弊社予想部が軸馬の期待をかけたのは1番人気となった3番クラブトゥギャザーだった。

『本日イチオシの勝負鞍。軸馬は休み明けを使いつつ確実にデキを上げているクラブトゥギャザー。前走は超スローペースからレース上がり36秒台という、東京2100mダートとしては異例のパターン。本命馬らしく好位から勝ちに行く競馬で先頭に立ったところを、1着馬の35秒台の脚に屈してクビ差2着の惜敗。いわゆる展開のアヤでこれは仕方のないところ。中長距離ダートならクラス最強レベルの一頭。今度こそ正攻法から堂々と押し切る』という見立て。

レース序盤は5番ウインシュヴァルツが先導。それを向正面で10番ニシノヴァンクールが交わして逃げ態勢。1000m通過63秒6は平均遅めという感じ。この流れにも軸馬クラブトゥギャザーは慌てず騒がず中団外めに待機。ジックリと脚をタメる作戦。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線へ。残り300m地点でもニシノヴァンクールの脚いろ衰えず先頭キープ。これを相手と定めたクラブトゥギャザーが外から猛然とスパートをかける。その姿を確認したニシノの鞍上・田中勝春が内から外へ持ち出し馬体を寄せる戦法に出た。言わば逃げ馬の常套手段だが、この「外への持ち出し」が急激、且つ極端すぎた。最終的にクラブトゥギャザーには軽く交わされたものの2位入線は果たす。しかし、審議の結果『競走妨害のため6着に降着』の裁定が下った。3着以下が順次繰り上がることとなり、2着2番ブリージーデイズ、3着7番トーセンルーチェで確定。この結果により「馬連2-3、2400円」の的中。包み隠さず記すと、審議の結果セーフでニシノヴァンクールが2着なら「痛恨のヌケ目」となるところだった。しかし、公表されたパトロールビデオからも悪質な競走妨害は明らか。大きな不利を受けた11番トレノユーボウは対抗馬の一頭で、いずれにしろ的中は的中だった。この世界は『結果的に馬券を獲った人間が勝ち』。本日イチオシの勝負鞍で2400円の好配当。弊社と弊社の会員の方々にとっては会心の的中鞍。それ以外の何ものでもない。

先週は「あともう一本」をお届けできず少々不完全燃焼な結果ではあったが、土日共に難解な鞍が多かったことも事実。先述のレースが象徴するように、今のアスコットには追い風が吹いていることは明らかで、開催最終週となる今週末はガラリ一変の大団円で締めくくる所存。実力に運も味方につけた以上、もはや何も怖いものなし。秋の収穫祭真っ盛り。今週末以降も冒頭の「天皇賞・秋」をはじめとする勝負鞍を矢継ぎ早に提供していく、一気呵成に攻め込むアスコットシステムズにより一層のご期待をお寄せいただきたい。