5回東京・6回京都5日・6日目・3回福島9日・10日目

更に勢いを増して最終週へ ~土曜京都9R・衣笠特別~

「京都外回りの4コーナーは必ずインが開く」。今に始まったことではなく大昔からそう。それにはちゃんとした理由がある。無論、原因は3コーナーの坂と4コーナーの角度のキツさ。頂点から下りながら3~4コーナーを通過してくるため、ここで動いた馬は勢いがつきすぎてどうやっても4コーナーを小さくは回れない。これは『慣性の法則』だから仕方のないこと。それでもインに行きたければ4コーナー手前で一旦勢いを緩めるしかない。いわゆる「脚をタメる」形。そうすればきれいにインからインというコーナリングが可能になる。言うまでもなく、これにはそれ相応の『鞍上のウデ』が要求される。それを見事にやってのけたのが「エリザベス女王杯」のムーア(スノーフェアリー)であり、「マイルCS」の岩田(エーシンフォワード)だった。ただし、見た目の通りインは相当傷んでいる。そこを突けるのはほとんどの場合が人気薄の馬(=騎手)ということになる。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜京都9R「衣笠特別」3歳上1000万下・芝1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは3番人気となった7番アンプレシオネだった。
『絶好の状態をキープしているアンプレシオネが軸馬。差し・追い込み型が大半のメンバー構成で、しかも外回り1800m。まずペースが速くなることはない。ならば前々の位置取りから自在に捌く脚のある同馬に歴然と展開有利。一歩早めの抜け出しから押し切れるはずだ』という見立て。

レースは逃げると思われた5番エリモクイーンがそれほどハナに固執しない感じ。それを見てすぐさま逃げに回ったのが軸馬アンプレシオネだった。このあたりは鞍上・岩田の好判断。エリモクイーンがインの2番手。その外に8番リコリス。3Fから35秒5-47秒9-60秒6という絶妙のスローペースでほぼ一団の展開。直線、アンプレシオネは当然のように粘る。そのインに叩き込んで1番アドマイヤテンバが伸びてくる。1番人気に推された4番アマファソンや、2番人気の10番フミノイマージンは外へ行った時点で勝負あり。とてもではないが外から届く流れではない。アンプレシオネとアドマイヤテンバのV争いと思われたが、そのすぐ外からキレる脚を使ったのが2番アグネスミヌエットだった。これがゴール前で内の2頭を一気に抜き去って1着。一旦は3番手に落ちかかったアンプレシオネだが、最後の最後に差し返して2着を死守。クビ・クビの僅差でアグネスミヌエット・アンプレシオネ・アドマイヤテンバという着順になった。この結果により「馬連2-7、2830円」の好配当的中。先行有利の展開を読み切った予想部の完全勝利と言えよう。
他にも『本日イチオシの勝負鞍』とした土曜京都8Rの「馬連1-15、930円」の本線的中。更に、これも『イチオシ』とした日曜京都8Rの「馬連7-9、300円」の的中など、先週末の勝負鞍における的中率75%を達成。弊社の勢いは更に更に増すばかりとお伝えしておこう。

今週末のメインは、外国馬が出揃い久しぶりに国際レースらしい賑わいを見せる「ジャパンC」。それを迎え撃つ日本勢も現役最強クラスがズラリ。ハイレベルの大混戦で馬券的な妙味も十二分の一戦となる。比較が難しく大きな意味で『予想センス』の問われる大一番だが、今のアスコットには微かなストレスにもなり得ない。一片の不安もなく臨み、そして結果をお出しする所存。その他にも「これは」と思える勝負鞍候補が揃った最終週の東京・京都開催。ここを最高の形で締めくくり、真の勝負どころとなる年末開催へ繋げていく。とにもかくにも今週末。弊社からの情報提供を楽しみにお待ちいただきたい。