5回東京・6回京都7日・8日目

流れを変えたこの勝負鞍 ~日曜東京6R・3歳上500万下~

ブエナビスタの1位入線→2着降着により、なんとも後味の悪い結果となった「ジャパンC」。公開されたパトロールビデオを何度も確認したが、確かにブエナビスタは外から内へ急激に切れ込んでいる。しかし、それよりワンタイミング早くヴィクトワールピサが内から外へヨレた。それを見た武豊=ローズキングダムが外へ逃げた時に、外から内へ寄ってきたブエナビスタと交錯、という図式。しかし、一番の被害を受けたローズキングダム自身も真っすぐには走っていない。これだけ複雑な事情があったからあれほど長い審議になった、ということ。正直な感想は「誰も真っすぐ走っていない」だ。それにしてもローズキングダムがヴィクトワールピサをハナ差交わしていてよかった。届いていなければブエナビスタは3着に降着という結論になったはず。無論、その時はもっともっと長い審議になったことは間違いない。ちなみにこの「ジャパンC」。弊社はブエナビスタを不動の軸馬として容易く的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京6R「3歳上500万下」芝2400m。『本日イチオシの勝負鞍』としたここで、弊社予想部が軸馬に指名したのは1番人気となった2番ドリームゴスペルだった。

『本日イチオシの勝負鞍。中間の動きから更に実が入ってきた印象のドリームゴスペルが軸馬。このクラスでの能力上位は一連の戦績からも明らか。小回り&スローペースと不向きな条件の前走でも好走できたように、自身の充実度はかなりのモノ。元来、トビの大きい大型馬で東京へのコース替わりはプラス材料。2走前に戦った相手関係からも今回は惜敗続きに終止符を打てるはずだ』という見立て。

レースは最内枠から行った1番スマートカンパニーの逃げ。前半49秒4-62秒1~レース上がり46秒5-34秒5というお決まりのスローペース。2番手に7番ユメユメユメ、3番手9番ハシルヨミテテ。軸馬ドリームゴスペルは遅い流れにもスムーズに折り合って4・5番手のインという絶好位。4コーナー手前、ハシルヨミテテの動きに合わせてドリームゴスペルがその外へ。直線に入ると一瞬内にササリかけたが、立て直して再加速。まさに「ギューン」という感じの伸びで残り1ハロンは独走。最終的には2着に3馬身半の大差をつける大楽勝で力の違いをまざまざと見せつけた。焦点の2着争いは、粘るハシルヨミテテを後方から息の長い末脚で17番ブレーブビスティーが半馬身捕らえた。この結果により「馬連2-17、740円」の的中となり、土曜日からの気持ちの悪い流れをここで完全に断ち切る。そして勢いそのままに東京8R「シャングリラ賞」の「馬連5-11、470円を一点目の大本線で仕留め、更に冒頭の「ジャパンC」へと畳み掛けていった。

開催最終週の最終日を一気の『的中連鎖』で打ち上げた弊社アスコットシステムズ。しかし、弊社の真の勝負どころは従前からお伝えしているように今週末開幕を迎える本年最終開催だ。過去の本コラムを遡って確認してもらえればわかるように、例年この時期は輪をかけて好結果をお届けしている。もちろん今年も各週、各日に勝負鞍を用意する所存。どんな些細なものでも何から何まで、弊社がお伝えする情報のチェック漏れなどなきよう。いつにも増してお願いしておく。本年の中央競馬も残り4週。記録にも、そして記憶にも長く残る8日間とする確かな自信が弊社にはある。まずは今週末の提供を多大なるご期待のうえお待ちいただきたい。