1回東京・2回京都1日・2日目・1回小倉3日・4日目

安心感を与える的中鞍 ~日曜小倉7R・4歳上500万下~

ご存知の通り、ハンデ戦は『出走全馬が同時にゴールすること』を理想に(有り得ないことではあるが)ハンデキャッパーが各馬の負担重量を決めていくもの。従って基本的に有利不利はない。しかし、各馬の獲得賞金や勝った重賞レースの数(グレード)で負担重量が変わる別定戦となると話は別。素人が一見しただけではわかりにくい点もあるが、プロが見れば明らかな有利不利がある場合も、実際に存在する。例えば先週末の「京都牝馬S」。この時期の定量は4歳54キロ、5歳以上55キロだが、4歳馬アプリコットフィズは規定により55キロを課せられた。これに対し同世代のショウリュウムーンやアグネスワルツは53キロ。5歳馬ヒカルアマランサスは54キロ、ブロードストリートは55キロ。つまり、アプリコットフィズは同世代に対し2キロ。年長馬に対しては「実際の斤量差+1キロ」を与えていたことになる。各メディアの煽りもあり2番人気に推されていたが、ハッキリ言ってこれでV争いをしろと望む方がムリ。結果は14着の惨敗だった。弊社はこのレース「斤量面の有利さ」を強調してヒカルアマランサスを軸馬に指名。同じ理由でショウリュウムーンを対抗一番手に挙げ、「馬連5-8、2120円」の好配当を大本線にて的中している。我々プロ集団にとってはいとも容易く獲れる20倍だった。

それでは本題へ。今週斬るのは『本日イチオシの勝負鞍』とした日曜小倉7R「4歳上500万下」芝2600m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった13番テーオーストームだった。

『休み明けの前走を叩きキッチリと変わってきたテーオーストームが軸馬。前走はいかにも休み明けを感じさせる体で、レース内容もいわゆる「気のない」もの。あの一戦は完全に度外視できる。1000万でも連対実績のある格上馬で距離も合っており、平坦小回りコースも得意中の得意。ここは当然、一変してくるはずだ』という見立て。

レースは2番ビレッジブライトがハナを切り37.5-50.4-63.4というこの距離定番のスローペース。2番手に3番スペースシャトルが続き、以下10番オールターゲット。軸馬テーオーストームはその直後の外を追走していく。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線へ。先行各馬を捕らえて外からテーオーストームが抜け出す。しかし、先頭に立ったところでソラを使い一瞬伸びが鈍った。そこに1番ゴールドスパークル、6番ローレルクラシックが迫ってくる。テーオーストームにとっては一見ピンチだが、後続がきてから再び真面目に走り無事に1着ゴール。アタマ・ハナ・アタマという僅差で2着ゴールドスパークル、3着ローレルクラシック、4着オールターゲットという順。この結果により「馬連1-13、600円」の的中。軸馬が着差以上の強さを見せ、対抗各馬が上位を独占する予想精度の高さ。地味めの配当ではるが、会員の方々に安心感を与えるという意味で、貴重な的中鞍ではあった。ただし、勝負鞍における的中はこの一鞍のみ。にもかかわらずこの配当では、皆さまにフラストレーションを与えてしまったことも事実。先週の勝負鞍は弊社軸馬&対抗馬で決着しているレースが大半を占めているだけに、購入方法のミスで好配当を取りこぼしていることを踏まえても、アスコットらしからぬ週末ということを予想部は認める必要がある。「京都牝馬S」の直後、「根岸S」の「馬連1-5、640円」も難なく的中させた重賞予想との対比において、予想部には猛省を促しておく。

弊社が年明け最初の大勝負鞍と定めている「フェブラリーS」まであと3週。そこに向けて勢いをつけるため。そして現実的に資金調達という意味でも的中鞍を重ねていく所存。まずは、まずは今週末の情報提供を熱いご期待のうえお待ちいただきたい。