暗雲払拭の勝負鞍 ～土曜中山7Ｒ・3歳500万下～

『牡馬を含めても世代最強』との声が日増しに強まる「最優秀2歳牝馬」レーヴディソールが、予定通り「チューリップ賞」から復帰してきた。単勝オッズ1.1倍という驚異的な1番人気に推され、武豊＝タガノラヴキセキが先導するスローペースにも慌てず騒がず後方待機。4コーナーを回り直線は例によってユックリと大外へ。そこからの脚がとにかく速い。絶好位から満を持して先頭に立った2番人気ライステラスを、大げさではなく「アッと言う間」に捕らえ、更に加速して引き離す。終わってみれば4馬身差の大楽勝。毛色こそ違うものの、レースパターンは一昨年の勝ち馬ブエナビスタと瓜二つ。まさに『鳥肌もの』の脚を見せてくれた。翌日に行われた「弥生賞」が前評判通りレベルに疑問符のつく凡戦だっただけに、冒頭の言葉が現実になりつつある。「桜花賞」まではいいとしよう。そこを圧勝した暁にはウオッカの道を歩んでもらいたいもの。つまり、ダービー馬レーヴディソール誕生ということ。陣営には英断を切にお願いしておく。この「チューリップ賞」。弊社はレーヴディソールを絶対の軸馬として「3連複5－8－10、1680円」を容易く的中している。この堅い決着でこの配当。『いいところに目をつけた』という好例と言えよう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山7Ｒ「3歳500万下」ダート1200ｍ。『本日イチオシの勝負鞍』としたここで、弊社予想部が軸馬に推したのは2番人気となった12番デュアルスウォードだった。

『本日イチオシの勝負鞍。ダートに戻れば当然上積みが期待できるデュアルスウォードが軸馬。昇級戦だった前々走で大きな不利を受けながら掲示板を確保。その一戦で現級突破のメドは立っている馬。初芝の前走にしても内容的には決して悪くなかった。ここは逃げ・先行型が多く出たなりの好・中位あたりからのレース。速い流れを利し一枚上の決め手で突き抜けてくる』という見立て。

レースはスタートを決めた8番パシオンルージュが引っ張るハイペース。1番人気の9番アユミチャンが2番手。軸馬デュアルスウォードは馬なりのまま好位3・4番手につけるスピードを見せ、4コーナー手前から気持ち良く外を上がっていく。勢いそのままに直線は圧巻の伸びを披露。瞬く間に前を行くパシオンルージュ・アユミチャンを抜き去り、更に引き千切る一方的な走り。まさにケタ違いの脚で1分11秒4という古馬1000万級のタイムを叩き出し3馬身半差の圧勝を収めた。2着には中位からインに潜り込んだ6番トーセンナスクラが入り「馬連6－12、1900円」の好配当的中。馬の適性を見抜いた会心の軸馬選択による快ショットとなった。

当週最初の提供鞍で前週の悪い流れを軽く断ち切った弊社予想部。返す刀で日曜阪神8Ｒ、日曜阪神10Ｒ「仁川Ｓ」と立て続けに的中を実現し、終わってみれば的中率75％を達成。土曜日にひと鞍取りこぼしたためパーフェクトとはいかなかったが、弊社軸馬は【2・2・0・0】と連対率100％。先週ここで宣言した通り『2週続けて悪いことは起こらない』というアスコットシステムズの伝統を守り、そして証明してみせた。前週の結果に心配された方も少なくなかったはず。これが弊社からの『一発回答』とお受け取りいただきたい。

その他の的中鞍にも少しだけ触れておこう。勝負鞍ではなかったものの、日曜小倉11Ｒ「大濠特別」では7番人気のアイスカービングを軸馬に抜擢。「馬連5－16、5970円」の好配当を射止めている。そして冒頭の「チューリップ賞」の3連複的中と、『やられたら数倍にしてやり返す』の言葉にウソがなかったことを実証。たった1週で弊社はいつもの姿を取り戻した。今後とも従来通りの信頼をお寄せいただきたい。まずは勝負鞍候補目白押しの今週末の提供を多大なるご期待のうえお待ちください。