3回新潟5日6日目・4回小倉1日2日目

必然の的中鞍~日曜小倉10R・響灘特別~

ハンデG3→ハンデG3の場合、勝ち馬のハンデは1キロ~1.5キロ増が普通。20年ほど前までは「勝ち馬2キロ増」が相場だったが、現在は前記のケースが主流になっている。しかし「七夕賞」を52キロで制したイタリアンレッドは、「小倉記念」で55キロを課された。「七夕賞」の末脚が鮮やかすぎただけに2キロ増(それでも明らかに厳しいが)までは予想できた。それがまさか3キロ増の55キロを課されるとは想像さえできなかった。これはもはやJRAハンデキャッパーによる『いじめ』と言っていい酷量。普通に考えれば勝負にならない。むしろメンバー弱化にもかかわらず、4番人気でしかなかったことの原因は100%ハンデ。終わってみれば激烈な2着争いを尻目に1馬身3/4差の完勝。1分57秒3のレコードまでオマケにつけた。これには心底度肝を抜かれてしまった。『サマー2000シリーズ』チャンプもこれで確定。ある意味衝撃の「小倉記念」だった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉10R「響灘特別」3歳上1000万下・ダート1700m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは3番人気の10番スエズだった。

『毎週毎週ビッシリ追われ、とにかく元気一杯のスエズが軸馬。この時期にこれだけ追えること自体がデキのいい証拠で、現級2戦2・2着の小倉1700mダートも大得意。元々このメンバーなら安定感最上位。他の有力どころを前に見据える展開上の有利さもあり、直線抜け出しが期待できる』という見立て。

レースは予想された通り2番人気の13番パルラメンターレが逃げる展開。好位に納まるかと思われた軸馬スエズだが、積極的に2番手を主張した。これは鞍上川田が、逃げたパルラメンターレを相手と考えていたため。以下11番トラバント、9番ブルロックと続く速めの流れ。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線へ。スンナリの展開なら強みを発揮するパルラメンターレの脚いろは鈍らない。しかし、それを徹底的にマークしていたスエズには「追う者の強み」があった。一歩一歩確実に追い詰め、残り150m地点で完全に抜き去った。最後は手綱をおさえて1馬身1/4差の完勝。2着にはパルラメンターレが粘り込み、3着ブルロック、4着タガノジョーカーと続いた。この結果により「馬連10-13、920円」の的中。軸馬快勝→2・3着ともに対抗馬という安心の的中鞍となった。

他にも、ともに『本日イチオシの勝負鞍』とした土曜小倉9R「筑後川特別」馬連1-4、240円日曜小倉8R「足立山特別」馬連6-9、280円を、どちらも一点目の大本線にて的中している。終わってみれば勝負鞍における的中率75%を達成。そして弊社軸馬は【2・2・0・0】と連対率100%を果たす結果となった。

京都から小倉に場所を移し、いよいよ本格的な夏のローカル開催が開幕した先週末。その初っ端から情報精度の高さを見せつけたアスコットシステムズ。今週末以降は+αの部分。つまり配当的な妙味についてもご期待にお応えしていく所存。今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。