4回新潟・1回札幌5日6日目・4回小倉9日10日目

内容十分の的中鞍 ~土曜札幌12R・札幌スポニチ賞~

「キーンランドC」の前半3F通過は33秒0。これが野芝のスプリント重賞なら驚くほどのものではないが、洋芝の札幌ということを考えると猛ラップの範疇。現に逃げ一手のサープラスシンガーは鞍上に追っつけられてもハナに行き切れなかった(結果16着大敗)。この速い流れを持ったまま先行するのだからカレンチャンのスピードは驚異的。4コーナーで外から並びかけてきたパドトロワを直線の再加速で振り切り、最後差し込んできたビービーガルダンも楽々と退けてみせた。着差こそ「クビ+ハナ」という僅差ではあったが、内容的には大楽勝と言っていい。これで都合4連勝、重賞3連勝という離れ業。いよいよ次走はG1「スプリンターズS」に挑む。このレース、春シーズン終了時点ではダッシャーゴーゴーが最有力候補と目されていた。現在もそのことに変わりはないが、どうやら最大の強敵は身内(同厩舎)のカレンチャンということになりそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌12R「札幌スポニチ賞」3歳上1000万下・芝1500m。この一戦で弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった1番ベストクルーズだった。

『レコードで決着した前走は、好スタートがむしろアダとなり深追いする形で最後は脚が上がったベストクルーズ。だが、マイル以下で良馬場なら3着以下のない馬だし、今回の条件は昨年も勝ち上がっているように能力を発揮できるベストの舞台。中一週ながらビシッと追われて引き続き好調をキープしており、しかもこの鞍上と買いの材料が全て揃った印象。であれば、迷わず軸馬に据える手だ』という見立て。

ハナを切ったのは大方の予想通り6番カトルズリップス。2番手に7番スマートギャングがつけ、インの3番手という絶好位に納まったのが5番アキノカウンター。軸馬ベストクルーズは後方2番手の待機策。4コーナー手前から外々を追い上げる形となった。直線を向いても逃げるカトルズリップスの脚いろは鈍らない。それをゴール前100mでようやく捕らえたのがアキノカウンター。ゴール前猛追をかけたベストクルーズだが、カトルズリップスは交わしたもののアキノカウンターには3/4馬身届かず2着惜敗。しかし、展開と緩めの流れを考えると「よく届いた」という感じ。能力上位を感じさせる内容だった。この結果により「馬連1-5、900円」の的中。前走で8着と敗れたアキノカウンターだが、弊社予想部は直線で接触する不利を見逃さなかった。6番人気と評価を落としていた同馬を対抗馬の一頭に取り上げた所以はそこ。シッカリとした内容のある的中鞍と言えよう。

他にも日曜新潟8R「浦佐特別」馬連12-13、630円など、例によって勝負鞍における的中率50%を堅持した予想部。群を抜く安定感を誇示して見せた。また、勝負鞍ではなかったものの日曜札幌8Rでは馬連7-9、1790円を的中している。そのことも併せてご報告させていただきたい。

そして、重賞予想の方も絶好調モード継続中。前週にお約束した通りの結果をお届けすることができた。勢いそのままに夏場ローカル総決算となる「新潟2歳ステークス」に臨む。ローカル最終週となる今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。ここで最大の勢いをつけて収穫の秋開催に繋げる所存だ。