5回東京・6回京都3日4日目・5回新潟9日10日目

止まらない的中の波 ~土曜東京7R・3歳上500万下~

シンメイフジの大逃げにより1000m通過57秒5という超ハイペースになった「エリザベス女王杯」。先々週の「天皇賞・秋」同様、何よりも底力が要求される流れ。結果はご存知の通りスノーフェアリーの同レース連覇となった。昨年ほどのデキも陣営の熱意もなかった同馬だけに、その底力には驚嘆のひと言。また、スローの前年とは一変の流れに難なく適応した点も賞讃に価する。「秋華賞」がピークだったはずのアヴェンチュラのクビ差2着も立派。到底本調子とは思えなかったアパパネの3着にも拍手を送りたい。強い強いスノーフェアリーを「凱旋門賞」で5馬身も置き去りにしたのがドイツの3歳牝馬デインドリーム。その来日が予定されている今年の「ジャパンC」が一段と楽しみになった。近年は「外国馬=お客さん」とされていた国際G1だが、今年は様相一変という印象が強い。ちなみに「エリザベス女王杯」。絶好調の弊社重賞予想はいとも容易く仕留めている。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京7R「3歳上500万下」ダート1600m。この一戦で弊社予想部が軸馬としたのは3番人気となった1番マスターソムリエだった。

『超A級の騎手&厩舎で筋の通った血統。更に現級で3着以下なしの戦績を残す素質馬シーズンズベストが人気の中心。ただし、ダートは今回が初。アッサリ楽勝もあるが、その逆がないではないレースといえる。ならば軸とすべきは別の馬で、最も相応しい存在はマスターソムリエだ。7戦6連対と今回の条件は極めて安定して走るし、好走例が今の時季に集中する点も好材料。問題は久々で仕上がり度合だが、むしろ休養前より状態↑なら好勝負必至とみる』という見立て。

外枠からスタートを決めた13番ディーエスコンドルがハナ。2番手4番ワンダースピンドル。その直後に14番ワイルドジョイ、そして1番人気となった10番シーズンズベストが続くかなりのハイペース。軸馬マスターソムリエは中団の外寄りに持ち出してドッシリと構える。4コーナー手前から徐々に前との差を詰めていき直線へ。残り400m地点で2番手からワンダースピンドルが先頭に立つ。初ダートに戸惑ったのかシーズンズベストはここで失速。代わってグングン伸びてきたのがマスターソムリエ。一歩一歩確実なフットワークでワンダースピンドルに並び、そして交わした。ゴールでは1馬身差の完勝。2着にはワンダースピンドルが一杯に粘り込み、後方から追い込んだ9番ダテノスイミーがクビ差の3着に入った。この結果により「馬連1-4、1330円」の的中。2・3着が逆になっていればほぼ倍の配当の的中となったのだが、「当たって文句を言うとツキが落ちる」のがこの世界の通例。的中を素直に受け止めるべき。1番人気馬の危うさを鋭く指摘→沈着冷静な軸馬選択に導いた予想部による会心の的中鞍と言えよう。

本日は特例としてもうひと鞍、軽く回顧させていただく。日曜東京11R「武蔵野S」がそれ。ここで弊社が軸馬としたのは1番人気となった12番ダノンカモンだった。

『決着タイムが当該レースのレコードに0秒2差の激戦で、一旦は先頭に立ちながら現ダート王トランセンドにアタマ差惜敗したダノンカモン。4着のエスポワールシチーが先週の「みやこS」圧勝なら、グッとメンバーが弱体化した今回は重賞初制覇の絶好機。(中略)今回は別定戦で前走から1キロ減はあまりにも有利。軸馬に据えて勝負』という見立て。

レースは14番アドバンスウェイが逃げ、2番手に7番タイセイレジェンドという大方の予想通りの展開。軸馬ダノンカモンは外の3番手という絶好位を追走。4コーナーを回ってすぐに先頭に立ったタイセイレジェンド。それを目標に追い出したダノンカモン。残り200m地点で満を持して先頭に立つ。今度こそ楽勝と思われたが、抜け出すとソラを使う悪癖が今回も出てしまった。外から16番ナムラタイタンが強襲、半馬身交わし1着ゴール。ダノンカモンは抜かれてからハッと気付いたように再加速。もう一度迫ったが届かなかった。しかし追い込んできた2番アドマイヤロイヤルはクビ差退け地力の違いを見せつけた。この結果により「3連複2-12-16、2050円」の的中。4着にも対抗馬の一頭である5番ダイショウジェットが入線。『どう転んでも外れない』盤石の的中鞍となった。

毎週毎週、途切れることなく的中を量産し続ける予想部&重賞予想であり、先月から毎週不的中の方が珍しいと言えるほどの連戦連勝をマーク。そのため、的中は当然の域に達している弊社会員様にとっては先週末の結果にはいまひとつ物足りなさを感じるかもしれないが、そこは贅沢というモノ。極まれな事象として消化していただきたい。

いずれにしてもG1戦線真っただ中、弊社の備えはもはや鉄板の域と言っても過言ではない。会員の方々には、今週末以降も『大船に乗った気持ち』でお待ちくださることをお願いしたい。大丈夫、今の弊社には何ひとつとして心配な材料はない。