5回東京・6回京都5日6日目・5回新潟11日12日目

ここからが正念場 ~日曜新潟8R・3歳上500万下~

「エリザベス女王杯」連覇のスノーフェアリーこそ回避したものの、「凱旋門賞」ワンツーの3歳牝馬、デインドリーム(ドイツ)とシャレータ(フランス)が参戦してくる「ジャパンC」がいよいよ今週末に迫った。他の2頭サラリンクス(フランス)・ミッションアプルーヴド(アメリカ)も一定レベル以上の実績があり、今年の外国勢は少数精鋭の趣。近年は『外国勢=問題外』とされてきた国際G1だが、今年は明らかに違う。中でも最注目は、「凱旋門賞」でスノーフェアリーを5馬身も置き去りにしたデインドリームであることは衆目の一致するところ。その後はここ一本に絞りフレッシュな状態のまま来日。実績を鵜呑みにすることは禁物の一戦だが、脅威の存在であることは間違いない。迎え撃つ日本勢も文句のない顔触れ。ここにオルフェーヴルとルーラーシップが加われば『全日本』と言えるほど。昨年の汚名返上を期すブエナビスタ。最強世代の4歳勢からはエイシンフラッシュ・トゥザグローリー・トレイルブレイザー・ヒルノダムール・ペルーサと続き、連覇を狙うローズキングダムが霞んでしまうほどのラインアップ。更に3歳代表ウインバリアシオン。そしてもちろん忘れてはいけない「天皇賞・秋」の覇者トーセンジョーダンとまさに絢爛豪華。馬券的な妙味も尽きない。弊社はこの一戦も勝負鞍候補の一角として視野に入れている。楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟8R「3歳上500万下」ダート1200m。ここで軸馬としたのは1番人気となった8番ネイヴルトウショウだった。

『休み明けの2戦が好内容の連続2着。今度こそ現級脱出を決めたいネイヴルトウショウに期待する。元々上位クラスでの活躍が期待されていた素質馬だが、展開のアヤで取りこぼしの連続。当時は体質面に弱さも抱えていた。だが、近2走が示すようにようやく馬に実が入って攻め強化→レースぶりが安定。となれば、潜在能力は一枚上の存在だし、渋い道悪のダートも全く苦にしないタイプ。勝ち負け必至とみて軸馬に指名する』という見立て。

期待の軸馬ネイヴルトウショウだが、短距離戦では痛恨のスタートミス。一瞬ヒヤリとさせられたが、そこからはさすがの加速力で内々を捌いて進出していく。とはいえ4コーナーの位置取りは中団後方寄りのイン。楽な戦いではない。レースは道中2番手追走の12番ケンタッキーロードが4コーナーで先頭に立つ。それを目標に好位から脚を伸ばしてきたのは7番フェブスカイ。残り200m地点で並びかけ、そして交わしていく。2番手を懸命に粘るケンタッキーロード。平坦コース&不良馬場のダートだけに普通はそのまま。しかし、地力の違いでネイヴルトウショウだけは伸びてくる。まさに怒涛の末脚で外から襲い掛かったところがゴール。当然の写真判定。結果、ハナ差で2着を強奪。「馬連7-8、2020円」の好配当的中となった。勝ったフェブスカイには1馬身1/4差つけられたものの、この2着は強い。その地力を見切った会心の的中鞍となった。

他にも勝負鞍ではなかったものの、土曜新潟8R「3歳上500万下」馬連5-17、1680円の的中など、難解な馬場状態で全体的に精彩を欠く週となった先週もなんとか無事に通過。絶好調とはいかない週でもキッチリ結果を残せたことは一定の評価をいただけるもの。調子落ちはないと断言しておく。

長かった新潟開催が終了し、今週末からローカルは5回小倉開催の開幕となる。また、東京・京都開催は今週末が最終週。ここをいい形で打ち上げ、カレンダーは弊社が勝負をかける年末開催へ突入していく。今週末の「ジャパンC」から「有馬記念」まで、G1はまだ5鞍も残されている。そのG1は言うまでもなく、他の重賞・特別・そして平場戦に至るまでの全てが弊社にとっては勝負鞍候補。無論、累々たる的中鞍をお届けし続けることを約束させていただく。まずは、まずは今週末の提供をお楽しみに。