5回中山・6回阪神1日2日・5回小倉3日4日

完全に流れが変わった ~土曜阪神8R・3歳上1000万下~

「内枠有利⇔外枠不利」がデータ的にもハッキリしている阪神1800mダート。その大外16番を引いたことで『むしろ腹が決まった』と騎乗者・藤田伸二が語る「ジャパンCダート」のトランセンド。腹が決まったとは無論、逃げにこだわること。スタートから気迫満点のダッシュですぐ内の徹底先行型トウショウフリークを圧倒。競走妨害スレスレ(実際、過怠金7万円の制裁を受けている)の「斜め走り」で1コーナーに突入、ハナを強奪した。しかし、ハナに立ってからグッと流れを落ち着かせたのがこの鞍上の巧いところ。1000m通過60秒9の平均ペースに持ち込んだところで勝負あり。激烈な2着争いを尻目に2馬身差の逃げ切りは紛れもなく完勝。終わってみれば1コーナーの攻防がこのレースの全てだった。「地方競馬の交流G1」でスマートファルコンを撃破した時、その時こそ真の『現役ダート王』の称号が与えられる。「東京大賞典」での再対決を切に願っておこう。ちなみにこの「ジャパンCダート」。言うまでもなく弊社はいとも容易く的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神8R「3歳上1000万下」ダート2000m。この一戦で弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった11番シルクシュナイダーだった。

『モッサリ出て後方待機。距離損を嫌ってインに入れると包まれる形になり、勝負どころで動くに動けなかった前走のシルクシュナイダー。先行有利な馬場状態の中、最後は地力だけで押し上げた内容から、現級では明らかに性能上位であることを再認識させた一戦といっていい。この鞍上とも今回二度目、引き続き好調キープなら前進があって当然のケース。ハナ熱望というタイプが多く展開利も見込めるなら、迷わず軸馬に据えて勝負する』という見立て。

まずハナを切ったのは3番人気の13番スマートルシファー。それを向正面に入りガツンと掛かった2番人気の7番カノンコードが交わしていく。1000m通過62秒2なら平均ペースの範囲内だが、数字以上に先行勢には厳しい展開となった。軸馬シルクシュナイダーは好位直後、中団前目という理想的な位置を楽に追走していく。3コーナーすぎ、このあたりで早くも先行勢は急激に失速。前と後ろの間隔が一気に詰まり直線へ。ここで好位勢も末を失くし、自然とシルクシュナイダーが先頭に立つ。もはや勝負あり。最後は2馬身半差の圧勝となった。道中後方に待機していた追い込み勢が殺到しての2着争いだが、これも最後は16番エーシングレーソロが3馬身突き抜けて楽々と2着確保。以下3着5番ブリリアントシチー、4着9番サンマルボスの順で入線。この結果により「馬連11-16、2900円」の好配当的中。展開と流れを完璧に読み切った予想部のクリーンヒットと言えよう。

開催替わりの開幕ダッシュを誓って臨んだ弊社予想部。無論、的中はこのひと鞍だけではない。『本日イチオシの勝負鞍』とした土曜小倉8R「3歳上500万下」では確信の軸馬ディアブラストが快勝。2着にも対抗馬クールドリオンが入り「馬連6-9、1840円」の的中。翌日曜日は小倉10R「企救丘特別」。これも『本日イチオシの勝負鞍』とお伝えしたうえで「馬連3-5、650円」を一点目の大本線にて仕留めている。終わってみれば勝負鞍における的中率75%を達成。大幅な黒字決算を計上した。『月が変わればツキも変わる』とはよくいったもの。まさにその言葉通りの結果を叩き出してくれた。

また、重賞予想の方も超がつくほどの絶好調ぶり。前記の「ジャパンCダート」、更に土曜中山11R「ステイヤーズS」では4番人気マイネルキッツの底力と長距離適性に期待して軸馬指名。そして格下ながら「ステイヤーとしての資質」に注目して6番人気イグアスを対抗馬に抜擢。鮮やかに「馬連3-9、5050円」を的中している。

予想部、そして重賞予想とも『提供=的中』という理想形となった開幕週。しかし、弊社はまだまだ手を緩める気など更々なし。今週末以降も獲って獲って獲り尽くす所存。潤沢となったに違いない軍資金をその手に抱き、まずは今週末の提供を手ぐすねひいてお待ちいただきたい。