3/24 3/25 3回中山・2回阪神1日2日目・1回中京7日8日目

まずは的中ありき ~土曜中山R・4歳上500万下~

同日9Rに同距離で行われた4歳上1000万下「三河特別」が前半3F34秒5~後半3F36秒4=走破タイム1分10秒9。対してG1「高松宮記念」は34秒5~35秒8=1分10秒3。1000万とG1がたった0秒6差という点をあげつらって、「高松宮記念」が低レベルだった。という話ではない。1200m戦で前半が同ラップなら、クラスが違ったところで上がりは1秒も2秒も変わるわけではない。これは常識。強調したいのはたったひとつ。これが新中京コースの、特に短距離戦における最大の特徴であるという点。要求されるのはスピードや一瞬の決め手ではなく、「底力ともう少し長めの距離をこなす持久力」に他ならない。いわゆる『展開のアヤ』は言い訳にすぎず、完全な弱肉強食の世界。正攻法で押し切ったカレンチャン。それに肉薄したサンカルロの力は他と一線を画していた。1200mしか勝っていなかった1番人気ロードカナロアの3着惜敗は、ある意味必然であった。この「高松宮記念」。言うまでもなく弊社は易々と仕留めている。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山12R「4歳上500万下」ダート1200m。この一戦でアスコット予想部が軸馬としたのは1番人気となった8番アランルースだった。

『前走タイム圧巻のアランルースが軸馬。勝ち馬ミトラはその次走1000万も軽く連勝しているのだから、ひと言相手が悪すぎた。前走時同様の高速馬場で時計は素直に信用できるし、ここはとにかく展開が楽。持ったまま単騎マイペースに持ち込む可能性が高い。このメンバーにそれを差し切る決め手の持ち主は見当たらない。危なげなく押し切ってしまうはずだ』という見立て。

好スタートを決めた軸馬アランルースだが、別段ハナにこだわる様子はない。大外16番アイシークレットが徹底先行を主張するやアッサリと番手に控えた。3F通過34秒2の速い流れでもアランルースは持ったまま追走。4コーナーを回ると逃げたアイシークレットは早々と失速。アランルースが自動的に先頭へ。それを追って9番デイブレイクが一旦は完全に2番手。大勢は決したかと思えたが、最後の最後に12番セイウンオウサムが鋭く伸びて2着を確保。アランルースと2着セイウンオウサムの差はクビだったが、これはアイシークレットの失速が早すぎて、先頭に立つのもまた早くなったため。内容としては全く危なげのない完勝だった。この結果により「馬連8-12、420円」の本線的中。地味な配当ではあったが、獲るべきところは手堅く獲りにいく、弊社の基本姿勢に則った的中鞍と言えよう。

また、他にも週イチの勝負鞍だった日曜中山8R同日阪神11R「六甲S」などの好配当的中があったことも併せてお伝えしておく。

「桜花賞」の最終登録馬も発表され、いよいよ春本番のG1シリーズが目前に迫ってきた。今年も、何ひとつ不安材料が見当たらぬままこの季節を迎える。そう強調させていただく。G1シリーズを迎えるにあたり、まずは今週末の「大阪杯」。ここで潤沢な軍資金調達が至上命題。起爆剤となる勝負鞍候補目白押しの今週末に一層のご期待をお寄せいただきたい。