3/3 3/4 2回中山・1回阪神3日4日目・1回中京1日2日目

一片の不安もない的中鞍 ~日曜中山10R・上総S~

新装なった中京競馬場。注目の開幕週は……。しかし、驚くほど時計が出ない。たとえばG3「中日新聞杯」。3Fから順に37.1-49.9-62.6という未勝利戦並みの超スローペース。普通この流れなら上がりは極端に速くなるが、このレースは47.6-35.7という至って平凡なもの。結果的に2000m2分2秒2という、良馬場発表とは思えない凡タイム決着となった。とうの昔に張り替えた芝は絶好の状態。しかも開幕週ということを考えると不思議な気さえするが、原因はハッキリしている。それは逃げた馬の騎手がペースを落としすぎるため。新コースでわからないことだらけ。ひょっとするとペースが作れないのかもしれないが、とにかく遅すぎる。これでは傾向もへったくれもない。中舘あたりが乗って、ビシッと逃げる競馬をしてくれないとこの状況は変わりそうもない。短期免許で来日する外国人騎手は、たとえ初コースであろうともビシビシ勝ちまくる。彼らの技術がいかに凄いかということを今さらながら思い知らされた。そんな中京競馬の開幕週だった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山10R「上総S」4歳上1600万下・ダート1800m。この一戦で弊社予想部が軸馬としたのは2番人気となった2番マイネルオベリスクだった。『中間からの意欲的な調整が目を引くマイネルオベリスクが軸馬。完全な勝ちパターンと思われた前走だが、道中徹底的にマークされた分のクビ差惜敗。それでも3着以下は3馬身も離しているのだから、現級上位の能力は疑う余地なし。今回も確実に主導権が握れる組み合わせ。押し切り濃厚とみた』という見立て。

スタートから躊躇なくハナを切った軸馬マイネルオベリスク。スッと2番手につけたのは5番クリュギスト。以下3番コルポディヴェント、7番チョイワルグランパと続き、1番人気に推された9番ドレミファドンは中団に待機。その直後に6番サイオンという隊列。淡々とした平均ペースで流れ4コーナーから直線へ。マイネルオベリスクはまだまだ余力十分。これを追った先行・好位勢が苦しくなり徐々に後退。代わって差し込んできたのはサイオンとドレミファドン。更に大外へ持ち出した1番グリッターウイングも伸びてくる。熾烈な2着争いを尻目にマイネルオベリスクは余裕を残したまま1着ゴール。最終的には2着サイオンに半馬身差だったが、内容は完勝。全く危なげのない逃げ切りだった。更に1馬身1/4差で3着にはドレミファドンが入線。この結果により「馬連2-6、1380円&3連複2-6-9、1470円」のダブル的中。上位人気割れの一戦で、その人気上位馬同士の決着となったが、終わってみればなかなかの好配当。しかもダブル的中。相変わらず予想部は『いいところに目をつけている』印象。これぞまさしく好調の証と言えよう。

他にも土日通じて複数のクリーンヒットをお届けできたということで、我々の想像を遥かに上回る反響をいただいている。確かに、まとめて勝負するには手頃な配当だった。当たらない高好配より実際に手にする好配当。競馬は『獲ってなんぼの世界』を実感する的中鞍であった。

開催2週目も上々の結果を残した弊社予想陣。今の勢いを持ってすれば開催大幅黒字も現実味を帯びてきた。更なる大攻勢を目論む今週末に一層のご期待をお寄せいただきたい。