4/7 4/8 3回中山・2回阪神5日6日・1回福島1日2日目

危なげのない的中鞍 ~日曜福島6R・4歳上500万下~

「桜花賞」が終わり、今週末はいよいよ牡馬クラシック第一段「皐月賞」が行われる。百花繚乱の趣だった牝馬勢に対し、牡馬勢の方はある程度有力馬が絞られそうな雲行きだ。まずは世代唯一の重賞2勝馬グランデッツァ。その内訳も超ハイレベルであったことが後々ハッキリした「札幌2歳S」。そしてトライアル「スプリングS」だから文句なし。好位抜け出しの安定した取り口からも「皐月賞」向きであることは確か。あるいは、人気ではこれを上回る可能性があるのがワールドエース。圧巻の末脚で4戦3勝。「きさらぎ賞」では後に「毎日杯」を快勝するヒストリカルを並ぶ間もなく交わしている。ただしこの馬、お世辞にも「皐月賞」向きとは言えない。最重要トライアル「弥生賞」を完勝したコスモオオゾラ。地味な血統&馬名だが、2000mに限れば3戦3勝の戦績を誇る。当然、立ち回りの巧さで上位進出を目論む。「共同通信杯」快勝からジックリとここまでインターバルを取って臨むゴールドシップ。好位からでも鋭い脚が使えることを証明し、中山2000mも何ら不安なし。有力なV候補と言える。他にもアダムスピーク・ディープブリランテ・トリップ・マイネルロブストとなかなかのラインアップ。無論、弊社としてはこの大一番も勝負鞍候補のひとつとして捉えている。今週末にもアツイご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜福島6R「4歳上500万下」芝1200m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった2番ウィルパワーだった。

『本日イチオシの勝負鞍。久々も入念に乗り込まれ万全の出走態勢が整ったウィルパワーが軸馬。元々ポン駆け利くタイプだし、現級では常に上位人気→V争いを演じてきた実力馬。前々の位置取りから自在に捌いてくる機動力は、開幕週のローカル1200mにドンピシャ。ここはメンバー一枚落ちの牝馬限定戦。問題なく勝ち上がるはずだ』という見立て。

最内でスタートを決めたナイキトリックがハナを主張。それを追って大外16番から好ダッシュのホットサマーデイ。更に13番シゲルヒラシャイン、そしてその直後のインに軸馬ウィルパワーという隊列。3F通過34秒9は絶好の馬場状態を考えるとさして速いものではない。直線に入り番手からホットサマーデイが先頭に立つ。それをインから猛追するウィルパワー。最後地力にモノを言わせグイッと出たのはウィルパワーの方。クビ差とはいえ危なげのない完勝を収めた。半馬身差の3着に好位直後から差した10番クロンドローリエ。この結果により「馬連2-16、570円」の本線的中。『イチオシ勝負鞍』における本線的中だけに、『この配当にもある程度納得』という声を頂戴している。無論、前週のような爆発力十分の的中ならお伝えする我々としても文句のないところ。しかし、「獲るべきところはキチンと獲る」という姿勢をお見せすることもまた、重要と考える。この的中鞍をあえて取り上げたのはそんな意味合いもある。

先週のような胸のすくような好配当的中とはいかなかったが、他にも土曜日を連勝で折り返して先週末も的中率75%をマーク。好調のまま迎える今週末の「皐月賞」。そして一週置いて「天皇賞・春」と、いよいよ春競馬は佳境を迎える。レースとしての楽しみはもちろん、馬券的にも実に興味深い。開催3場から選りすぐりの勝負鞍をお伝えすること。それはこれまでもこれからも不変。大いなるご期待のうえ、今週末をお待ちいただきたい。