7/28 7/29 2回新潟5日6日目・2回小倉1日2日目・1回札幌3日4日目

捲土重来を期す

牡馬に対する牝馬の早熟性はよくしられるところ。無論個体差はあるが、この時期の牝馬限定戦において3歳と4歳以上の古馬との力差はほとんどない。というのが定説。にもかかわらず、負担する斤量は昔のまま。歴然と3歳有利の構図となっている。先週末の「クイーンS」にしても、準オープンから格上挑戦のナムラボルテージやモーニングフェイスが古馬という理由だけで55キロ。対して重賞2勝の他、牝馬クラシック戦線で常にV争いを演じてきたアイムユアーズが52キロ。「フローラS」圧勝→「オークス」1番人気のミッドサマーフェアは51キロでの出走だった。普通に考えてこの2頭、古馬と同斤であっても◎がベタベタつくはず。アイムユアーズ快勝という結果が出たからではなく、斤量面の再考はあってしかるべき。この「クイーンS」などは、いっそハンデ戦にしてしまえば馬券的にもっと面白くなる。そんな気さえするほど。

さて、新潟・小倉・札幌という夏場ローカルのメインとなる3場開催のスタートとなった先週末。あろうことか弊社アスコットシステムズは、提供鞍的中ゼロというあってはならない結果を出してしまった。まずはそのことについて深くお詫びしたい。本当に申し訳ありませんでした。好調時におきた『ボタンのかけ違いのような事態』と言ってしまえばそれまでだが、出してしまった結果について一切弁明するつもりはない。今はただ、『アスコットに2週連続悪いことなし』という伝統の死守に邁進するのみ。今週末我々は必ず、必ず巻き返す所存。無論、その自信も準備もある。会員の皆さまにも、落胆することなく、今週末の提供をお待ちいいただきたい。

7/21 7/22 2回新潟3日4日目・2回中京7日8日目・1回札幌1日2日目

佳境を迎える夏場ローカル ~日曜新潟9R・糸魚川特別~

中京開催最終日に行われた「中京記念」。フラガラッハの勝ちタイムは良馬場の1600m1分35秒1。開催初日には1000万「長久手特別」で同じ1600m1分32秒8が出たのだから「変われば変わるもの」という感じ。もっとも、「中京記念」こそが前開催からのイメージそのまま。とにかく週を追うごとにインの荒れが目立つ馬場になり、最終週は逃げ馬でさえ内4・5頭分を開けて走るほど。今年リニューアルされたコースだから、誰もがこの傾向は予測不能。今後のための知識として記憶しておくだけのこと。ひとつひとつの記憶の積み重ねが競馬においては重要なのだから。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟9R「糸魚川特別」3歳上500万下・芝2000m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬として推したのは1番人気となった8番ブラインドサイドだった。

『本日イチオシの勝負鞍。先々は相当な出世が見込めるブラインドサイドが確信の軸馬。一戦一戦着実に地力を強化し、500万昇級後も安定した走りで2・3着とV争いを演じてきた。前走はインにこだわりすぎて完全に前が詰まる大きな不利。客観的にみてまともなら楽に突き抜けていた。いかにも新潟外回り向きのスケールがある馬。ここは力で押し切る』という見立て。

レースをリードしたのは3番イクシカナイダロウ。2番手に6番トウショウレイザーが続き1000m通過61秒2のスローペース。軸馬ブラインドサイドは4番手のイン。それをマークする形で2番人気の12番サトノアポロという展開。4コーナー手前で一旦5馬身以上のリードを取ったイクシカナイダロウ。これが直線に入っても意外なほどの粘りを見せる。それをトウショウレイザーとブラインドサイドが併せ馬の形で交わしにかかる。この展開は一列後ろで展開を見ていたサトノアポロにととって絶好。壮絶な競り合いを繰り広げるトウショウレイザー・ブラインドサイドを外から一気に抜き去ってゴール。焦点は2着争いとなったが、これは地力に優るブラインドサイドに軍配が上がった。1着サトノアポロ。1馬身半差で2着ブラインドサイド。更にアタマ差で3着トウショウレイザーという順。この結果により「馬連8-12、250円&3連複6-8-12、1770円」のダブル的中。直前のサポートメールにおいて『3連複主力で配当を追求した勝負』と明言。これが見事に功を奏する結果となった。『イチオシ勝負鞍』におけるダブル的中。それを呼び込む文字通りの「サポート」と言えよう。

他にも正規会員の方に配信している情報コンテンツにおいて、日曜札幌12R・大倉山特別で10番人気ケープタウンシチーからの馬券で「馬連3-6、3960円&ワイド3-6、1430円」のこれまたダブル的中をお届けしている。

今週末から関西エリアは小倉へと場所を移し、続開する新潟・札幌とともにいよいよ本番の『夏場ローカル』となる。ここからが本当の意味での勝負どころ。手ぐすねをひいて待っていた弊社にこれまでにも増したご期待をお寄せいただきたい。

7/14 7/15 2回新潟1日2日目・2回中京・2回函館5日6日目

貴重な的中鞍 ~日曜中京12R・3歳上500万下~

戦前から出走馬の「平均年齢の高さ」を感じていた「函館記念」。終わってみれば7歳トランスワープの快勝。2着が8歳イケトップガン、3着6歳ミッキーパンプキンという結果。ついでと言うのも失礼だが、11歳マヤノトップガンも掲示板を確保する健闘を見せた。夏場ローカルのハンデG3は、軽ハンデのベテランが活躍する傾向は確かにある。とはいえ、今回の「函館記念」はやはり異色。全体時計&上がりのかかる洋芝という点が大きいことは言うまでもなかろう。もっとも、このレースに関しては5歳馬が不甲斐ないとも言えるのが……。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京12R「3歳上500万下」ダート1400m。先週末最後の提供鞍となったこの一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは2番人気となった1番ドレッドノートだった。

『現級勝ちの実績があるドレッドノートが軸馬。その1勝は1400mダートで挙げたもの。降級後の近2走はともに4着だが、芝の1400mと1200mだけにベスト条件とは言えなかった。今度は言い訳の利かない1400mダート。叩き3戦目でデキも文句なし。しかも減量J起用の54キロ。条件が揃ったここは先行押し切り濃厚とみた』という見立て。

五分のスタートから最内の軸馬ドレッドノートがハナを主張。3コーナーからは絶対スピードの違い歴然で2番手以下を引き離す逃げ。その2番手は14番タマモオンゾウシ。しかし、これは4コーナーで完全に息切れ。最終的には大差の殿り負けとなった。そのことが物語る通り決して楽な流れではなかったが、直線に入ってもドレッドノートの脚いろは鈍る気配すらなし。結局最後まで独走となり2着以下に6馬身の大差をつける圧勝。力の違いを見せつける強烈な走りだった。2番手には一旦、1番人気となった15番シンキングマシーンが上がる。それを中団待機から外に持ち出した4番アグンがゴール前捕らえた。この結果により「馬連1-4、2080円」の的中。2番人気-3番人気の決着としては法外なほどの好配当的中。まさに『目の付けどころの違い』を感じさせる会心の的中鞍と言えよう。ここに至る過程では若干精彩を欠いていた予想部だが、最後のひと鞍をキッチリと決めて次週以降に繋げた点には一定以上の評価が与えられよう。この世界に欠かせない流れを作った点も大きい。とにもかくにも貴重な的中鞍となった。

他には正規登録会員の方に配信している情報コンテンツにおいて、土曜中京9R「渥美特別」において5番人気トラストワンを軸馬に抜擢。「馬連2-7、3260円の好配当を見事に仕留めている。

今週末から北海道シリーズは札幌へ舞台を移す。夏のローカルはここからがまさに佳境。そう、この時季に数々の伝説を残すアスコットの夏がやってきた。まずは、勝負鞍候補目白押しの今週末にアツイご期待をお寄せいただきたい。

7/7 7/8 2回福島7日8日目・2回中京・2回函館3日4日目

大本線的中 ~土曜函館10R・下北半島特別~

今年から中京に舞台を移して行われた「プロキオンS」。逃げ馬が多く出揃いハナ争いの激化が予想されたが、意外なほどスンナリとトシキャンディが先制。3F通過34秒0~レース上がり48秒8-37秒0とさすがにペースは速くなったが、直線入り口で一旦引き離し貯金を作る作戦が奏功。そのまま一杯一杯に逃げ切った。それにしてもトシキャンディのラスト1Fは13秒6。失速というよりむしろ完全に止まっていた。それを差せない後続各馬が不甲斐なさすぎた、とも思える一戦。とはいえ良馬場で1400m1分22秒6のレコードはリッパのひと言。堂々たる重賞初Vだった。

それでは本題へ。今週斬るのは「異例の特別提供」として配信した『週イチオシの勝負鞍』。土曜函館10R「下北半島特別」3歳上500万下・芝1200mを取り上げる。この一戦で弊社予想部が軸馬の期待を寄せたのは1番人気となった4番ニコールバローズだった。
『ニコールバローズの前走は出遅れから終始大外を回る展開。開催2週目のイン有利の馬場でさすがに届かなかったが、ゴール前の脚は際立っていた。ここは逃げ・先行型が多く流れは向きそうだし、何よりも追えるこの鞍上への乗り替わりが心強い。突き抜けに期待して軸馬とする』という見立て。

内から8番ナイキトリック、13番ダブルスパーク、14番ラブチャーミーとほぼ3頭雁行の先導。軸馬ニコールバローズは少し離れたインの4番手という、まさに絶好位を占めた。あり余る手応えのまま4コーナーを回ると、ニコールバローズの鞍上・岩田は一瞬の躊躇もなくインに叩き込む。そこからの脚は速かった。瞬時にすり抜けて2馬身ほどリード。最後は手綱をおさえる余裕の大楽勝。2着との着差は1馬身1/4だったが、実際にはその数倍の能力差を感じさせた。ハナ争いを捌いたダブルスパークが一旦は完全に2着確保の態勢だったが、ゴール寸前2番サンライズサルーテが強襲。微妙な写真判定の末、ハナ差でサンライズに軍配。この結果により「馬連2-4、640円」の的中。地味めの配当ではあったが、勝負度合の高い『週イチオシの勝負鞍』で、しかも一点目大本線による的中。そのあたりに一定以上の評価がいただけるものと自負している。

今週末より関東圏は福島から新潟に場所を移し、本格的な「夏競馬」に突入する。更に短期決戦の函館は早くも最終週を迎え「函館2歳S」「函館記念」の重賞二本立て。折り返しの中京開催を含め、勝負鞍候補を挙げ出せばキリがないほど。弊社アスコットにとっては過去に数々の実績を積み上げた、稼ぎどころの夏競馬。大収穫の時はもう間近に迫っている。大いなるご期待をお寄せいただきたい。

6/30 7/1 2回福島5日6日目・2回中京・2回函館1日2日目

懸念一掃の的中鞍 ~土曜中京10R・長久手特別~

「いったい何があったのか?」。そう問いただしてみたくなるほどの様変わり。先週末開幕した中京競馬場の馬場のこと。1開催を消化した時点で『時計のかかる馬場』というイメージが定着しかかっていたのだが、土曜日の500万「清州特別」が1400m1分20秒0。1000万「長久手特別」が1600m1分32秒8という高速決着。1400m1分20秒0といえばどの競馬場でもレコードか、それに近い好時計。それが高々500万のレースで出たことが驚異。1200mは前開催に行われたG1「高松宮記念」が良馬場で1分10秒3。対して先週末のG3「CBC賞」は重馬場で1分8秒7。『馬場もまた生き物』ということを改めて実感させられる中京開幕週、ではあった。ちなみのこの「CBC賞」。弊社は2番人気マジンプロスパーを確信の軸馬に据え難なく的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京10R「長久手特別」3歳上1000万下・芝1600m。この一戦で弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった1番エーシンミズーリだった。

『500万降級の前走を楽勝。再び1000万に戻ってきたエーシンミズーリが軸馬。現級5戦3連対という実績の持ち主で、昇級は文字通り形だけのもの。ここは開幕週の馬場を味方につける絶好枠。それを活かし切るレースセンスも備えている馬。また、状態も高いレベルで安定している。危なげなく抜け出してくるはずだ』という見立て。

好スタートを切った15番アバウトをすぐ内の12番スマイルバラッドが交わして逃げる。以下3番アドマイヤセプター、9番サクラルーラーと続く緩い流れ。軸馬エーシンミズーリは好位直後でジックリと脚をタメる形。直線に入るとスマイルバラッドが失速。代わってアバウト・アドマイヤセプターが並んで抜け出し争い。それを見つつエーシンミズーリは慌てず騒がず外へ持ち出され、一完歩ごとに差を詰める。完全に交わし切ったのはゴール前50m地点。いわゆる着差以上の強い勝ち方を見せてくれた。3/4馬身差の2着には中団待機の5番カネトシディオスが最後に逆転して飛び込んだ。以下3着アドマイヤセプター、4着アバウトという順。この結果により「馬連1-5、1070円」の的中。軸馬楽勝→2着以下対抗馬上位独占というまさに完全的中。『アスコットに2週連続悪いことなし』という伝説は、週最初の勝負鞍で早々と継承された。

日曜函館7Rでも5番人気プリンセスキナウを軸馬に抜擢して大本線で的中をお届けし、終わってみれば勝負鞍における的中率50%を達成した先週末。前週の嫌な流れを断ち切り、『稼ぎどころの夏場ローカルいよいよ正式開幕』という趣。ここから、弊社にとってドル箱の開催が始まる。3競馬場各々に勝負鞍候補目白押しの今週末を、大きな期待をお持ちのうえお待ちいただきたい。