9/22 9/23 4回中山・4回阪神6日7日目

ここからが正念場 ~日曜中山11R・オールカマー~

早くも最終週を迎える4回中山・阪神開催。今週末のメインは秋のG1第一弾となる「スプリンターズS」。予想された有力どころは全て登録し、なかなかのメンバーとなりそう。外国勢は今年も3頭が参戦。中でも注目は三度目の来日となる香港馬ラッキーナイン。昨年のこのレースでは4角で致命的な不利を受け5着。その後カレンチャン・パドトロワ・ロケットマンらが参戦した「香港スプリント」を制しているのだから、まともならこの馬は強い。少なくとも、このレースが香港で行われれば付け入る余地はない。遠征でどれだけ割り引く必要があるか。問題はそれだけ。迎え撃つ日本勢の筆頭はもちろんカレンチャン。史上初のスプリントG1・3連覇の偉業をかけて出走してくる。休み明けの「セントウルS」はあらゆる意味で予定通りの敗走。他の日本勢とは一線を画す存在と考えるべき。他にも多士済々の出走メンバーで大変に興味深い一戦。また、馬券的な妙味という点でも申し分なし。弊社は秋一番のG1となるこのレースも勝負鞍候補のひとつとして視野に入れている。多大なるご期待をお持ちのうえ、楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山11R「オールカマー」芝2200m・G2。今後を展望するうえで重要なステップとなるこの一戦。弊社が軸馬として期待したのは2番人気となった13番ナカヤマナイトだった。

『例年に比べると全体的なメンバーの質は一枚落ち。ここなら常に王道を歩んできた格で頭ひとつリードするナカヤマナイトが軸馬。位置取り自在のレースセンスで中山【2・2・0・0】のコース巧者。今回と同じ2200mの「AJCC」では、得意とはいえない不良馬場を克服してルーラーシップの2着を楽々と確保。今回の馬場なら100%能力を出し切れるし、しかも当時よりデキは数段上。信頼に足る存在だ』という見立て。

4番コスモラピュタがハナを主張。兼ね合いをつけて7番ラッキーバニラは2番手。以下好位に1番人気の2番ルルーシュ、3番ダイワファルコンと続く緩い流れ。軸馬ナカヤマナイトは中団の外め。その内に8番ユニバーサルバンク。3番人気に推された9番ダコールはいつも通り最後方待機。向正面に入ると持ったままナカヤマナイトは徐々に進出開始。3コーナーではダイワファルコンの外、4番手まで上昇。3~4コーナー中間で前の2頭が急失速。自然とダイワファルコン先頭、ナカヤマナイト2番手。直線に入ってもダイワファルコンは粘りを見せたが、地力が違うとばかりにナカヤマナイトがグイグイ伸びる。最後は力でねじ伏せるように1馬身半差の完勝。G1常連の力を見せつけてくれた。2着にはダイワファルコンが粘り込み、ゴール寸前でルルーシュをクビ差捕らえたユニバーサルバンクが3着入線。この結果により「馬連3-13、1790円」の的中。軸馬完勝。2着~5着を対抗馬が占めるというパーフェクト的中。まさに『左うちわ』の的中鞍であった。

一方、通常勝負鞍においても的中はお届けしているものの、先週は弊社らしからぬ精彩を欠く提供が目につき、少々物足りない週ではあった。今開催はハイアベレージの的中をお届けしているだけに、最終日まで気を抜かず、開催最終週となる今週末を好結果で締めくくるよう、予想部に期待したい。

前記の通り重賞予想は引き続き絶好調。重箱の隅を突いても不安材料は欠片すら見当たらない。今週末の「スプリンターズS」。その後に続く秋のG1・重賞戦線へ向け、視界はこの上なく良好。会員の皆さま、ご期待通りの結果を毎週お届けできるものと確信している。まずは今週末の「スプリンターズS」に多大なるご期待をお寄せいただきたい。