9/8 9/9 4回中山・4回阪神1日2日目

順風満帆の開幕週 ~土曜中山8R・3歳上500万下~

「京成杯オータムハンデ」を観戦していて誰もが思ったはず、「どうしてあそこが開くの?」と。もちろん、内ラチ沿いから突き抜けた横山典弘=レオアクティブのこと。秋の開幕週の超高速馬場。乗り役なら誰だって内を通りたい。フルゲートの中山マイルとなればなお更のこと。だからこそ、普通あそこは開かない。差し馬の鞍上は安全策で外を選択→結果脚を余して届かず、というパターン。しかし、なぜか横山典弘=レオアクティブの前はポッカリと開いた。そこ逃さず一瞬で叩き込んだ決め手はケタ違いだが、よくよく見返してみると田辺裕信=スマイルジャックが若干、外へ動いたように見える。誤解があるといけない。事実は『田辺裕信はインを閉めなかった』のだ。普通なら先頭に立った瞬間、騎乗馬を内ラチ沿いに寄せる。ある意味それが乗り役の本能みたいなもの。しかし田辺はそれをやらなかった。もしレオアクティブの鞍上が大した実績もない若手だったら。あるいは前走と同じ乗り役だったら。田辺とてインを閉めにいったはず。横山典弘の『人望』がもたらしたレオアクティブの勝利と言えよう。ちなみにこのレース。弊社は危なげなく馬連4960円を的中させている。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山8R「3歳上500万下」ダート1800m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった2番シュガーヒルだった。

『本日イチオシの勝負鞍。坂路で十分に乗り込み、完璧な臨戦態勢を整えてきたシュガーヒルが軸馬。今回が対古馬初戦となる3歳馬だが、メンバー的にはむしろ休養前の方が揃っていた。その相手に2・2・3・3着と崩れる気配さえ見せなかった能力は紛れもなく現級トップレベル。展開&流れに左右されない自在性も大きな強み。今度こそ勝ち上がる番だ』という見立て。

大方の予想通り外から12番アポロマーべリックがハナを主張。7番シルクパルサー、8番トーセンリョウマと続く平均的な流れ。軸馬シュガーヒルはインの絶好位を追走、4コーナー手前から動いて2番手へ。先頭に立つのも時間の問題と思えたが、逃げたアポロマーべリックが意外なほどの粘りを見せる。結局、半馬身差でアポロマーべリックの逃げ切り勝ち。シュガーヒルは最後に差してきた6番ロージーライトにクビ差まで迫られたが、何とか残して2着確保。この結果により「馬連2-12、850円」の的中。前週のような破壊力満点の的中とはならなかったが、今週もキッチリと的中をお届けできたことに一定の評価はいただけるものと自負している。

冒頭でお知らせした通り重賞予想は引き続き絶好調。通常の勝負鞍の方も土日を通じて安定した的中をお届けしている。ローカル最終週の大花火。その反動は全くなかった。秋のG1第一弾「スプリンターズS」まであと3週。その大目標に向け、更に結果を積み重ねて行く所存。まずは今週末の提供に多大なるご期待をお寄せいただきたい。