9/15 9/16 9/17 4回中山・4回阪神3日4日5日目

快進撃続行中 ~日曜中山9R・白井特別~

3日間開催となった秋2週目のメインは、阪神が秋華賞トライアル「ローズS」。中山は菊花賞トライアル「セントライト記念」だった。「ローズS」を制したのは二冠馬ジェンティルドンナ。「セントライト記念」の方は「ダービー」ハナ差2着惜敗のフェノーメノ。言うまでもなく、どちらも実績的に抜けている断然の1番人気馬。ともに終始全く危なげなく、簡単に勝ち切った。完勝と言えば完勝だが、悪く言えば「面白くもおかしくもない」勝ち方。しかし、本当に強い馬が勝つことだけに徹するレースをするとこうなる、という好例でもある。『華麗な逃げ切り』や『驚異の追い込み』は確かに面白い。が、その反面モロさも確実に同居している。強い馬が当たり前のレースをすると競馬はつまらないもの、なのだ。この前哨戦を制した2頭が本番の最終力候補であることは疑いようのないところ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山9R「白井特別」3歳上1000万下・芝1800m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった1番ジョングルールだった。

『本日イチオシの勝負鞍。「弥生賞」は直線で前が塞がり不完全燃焼のレース内容。それでも0秒6差と素質の高さを示したジョングルールが軸馬。前々走の「500万」ではここ出走のステアトゥヘヴンあたりを問題にしなかった馬。少なくとも、このクラスで足踏みする器ではない。順調な乗り込みを消化して臨戦態勢は万全。ここはアッサリ突き抜けてくる』という見立て。
最内枠でスタートを決めたジョングルールだが、4番ニシノジャブラニ、5番ヤマニンリップル、11番ガンズオブナバロンが行く気を見せるとスッと控えて好位のインに収まった。向正面に入ると前3頭がやや離し気味。4番手に3番ステアトゥヘヴン。ジョングルールはその後ろの相変わらず内ラチ沿い。向正面半ばから一気にレースは動いた。後方を追走していた8番チェリーメドゥーサが大マクリを放ち、3コーナーでは先頭に立つ。しかし、三浦皇成=ジョングルールは動かない。インからインのレースで4コーナーから直線へ。勢いそのままにチェリーメドゥーサ先頭。ジョングルールは行き場がなく、逃げていたニシノジャブラニの狭いインを叩き込むしかなかった。チェリーメドゥーサの勝利は確定的。問題は2着争い。粘りに粘るニシノジャブラニにインからようやく並びかけたジョングルール。そこがゴール。写真判定の結果ハナ差、ジョングルールが交わしていた。この結果により「馬連1-8、1390円」の的中。冷や冷やモノのゴール前ではあったが、なにはともあれ『本日イチオシの勝負鞍』におけるマズマズの配当の的中。ハラハラした甲斐はあった、というのが正直なところ。

今開催のひとつのヤマ場と目されていた3日間競馬だが、終わってみれば勝負鞍における的中率83%を達成。予想部は3日間で1鞍しか不的中を出さなかった。レース選択、軸馬選択、そして対抗馬選択と、全てが噛み合わないとこの結果は得られない。アスコットシステムズの総合力の高さを改めて証明する3日間となった。

快進撃続行中の弊社に今週末も多大なるご期待をお寄せいただきたい。