11/10 11/11 5回東京・5回京都・3回福島3日4日目

軽く好配当奪取~土曜京都9R・修学院S~

戦前から「史上最低レベルのメンバー構成」と云われていた今年の「エリザベス女王杯」。レース当日の降雨も手伝い、いかにもお寒い一戦となった。このレースについては特記事項なし。しかし、その数分前に行われた「武蔵野S」の方はとてつもないレースになった。モロに出遅れた1番人気イジゲン。イキナリ3馬身のハンデを負う。普通このパターンは腹をくくって後方から直線一本に賭けるもの。イジゲン(=ムーア)は普通ではなかった。府中ではタブー中のタブーとされる3角大マクリに打って出る。大外をブン回り猛スピードで進出。4角では5・6番手まで押し上げた。並みの馬ならここで終了。後は抜いてきた馬にまた抜き返されるパターン。イジゲンは違った。もう一度加速して3馬身ほど突き抜ける。さすがにゴール前は一杯一杯となり2着ガンジスに半馬身差まで迫られたが、それでも堂々の重賞初V。まさに次元の違う強さを見せてくれた。この馬のまともな競馬も見たい半面、ハラハラドキドキのこのようなレースもそれはそれで楽しい。いずれにしろスター候補の誕生であることは確か。今後大いに注目。この「武蔵野S」、弊社は4番人気ガンジスを自信の軸馬指名。「馬連4-14、1400円」を本線にて的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜京都9R「修学院S」3歳上1600万下・芝1600m。この一戦で弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった8番ダノンプログラマーだった。

『気性面の成長著しく、最後まで集中して走れるようになったダノンプログラマーが軸馬。この頭数なら差し遅れて脚を余す心配はないし、不利を受ける可能性も低い。放牧明け叩いた今回は文句のないデキになった。定番のスローペースからの瞬発力勝負。一気に突き抜けてくる』という見立て。

典型的な逃げ馬不在。レースをリードしたのは大方の予想通り5番ナシュワンヒーロー。これまた予想された通りの超スローペースになった。軸馬ダノンプログラマーは慌てず騒がず後方から3頭目、6番手に待機。ほとんど馬順変わらず4コーナーから直線。再加速して逃げ切り態勢に入るナシュワンヒーロー。それを2・3番手にいた馬たちでは追えない。ただ一頭、他を圧する脚で差してきたのが大外に出たダノンプログラマーだった。粘るナシュワンヒーローを捕らえたのは残り200m地点。そこで勝負あり。最後は手綱をおさえる実質大楽勝となった。ナシュワンヒーローが2着を確保。クビ差の3着に1番エーシンミズーリが入線した。この結果により「馬連5-8、1270円」の的中。展開を考えると必然とも言える結果で、この配当はオイシイところ。ちょっとした「ローリスク&ハイリターン」の的中鞍となった。

他にも『本日イチオシの勝負鞍』とした土曜東京9R「錦秋S」馬連2-5、710円の一点目大本線的中土曜東京10R「オーロC」では「3連複4-5-9、2280円」を的中。極めつけは日曜京都8R「馬連3-10、7510円」の好配当的中で大幅利益をさらに上乗せ。週を通じて引き続き絶好調をキープし、開催2週目も至極順調に推移したと言えよう。

「エリザベス女王杯」とは一変、今週末の「マイルCS」は充実のメンバー構成で、馬券的な妙味も十二分。絶対に見逃せないG1となる。他にも興味津々の勝負鞍候補目白押し。楽しみにお待ちいただきたい。