11/3 11/4 5回東京・5回京都・3回福島1日2日目

7週連続G1の大勝負どころ ~日曜福島8R・3歳上500万下~

例年になくメンバーが揃い注目を集めた「アルゼンチン共和国杯」。並みいるタイトルホルダーを尻目に、前々の位置取りからアッサリと抜け出したルルーシュの勝ち内容は強い。これがよくあるスローペースからの抜け出しではツヤ消しだが、1000m通過59秒6という緩みのない流れを先行策から押し切ったところに価値がある。しかも勝ちタイム2分29秒9は堂々たるレースレコード。文句のつけようがない完勝だった。厩舎も騎手も超一流。元々期待の大きかった馬だが、順調さ欠きこれが重賞初制覇。この勝利によって「ジャパンC」でも注目を集めることになりそうだ。2着ムスカテールもコース&距離適性を存分に感じさせる力走。普通のレベルの年だったらこの馬の内容で楽勝だった。単に、勝ったルルーシュが強すぎただけ。格下ながら3着に入ったマイネルマークの長距離適性は高い。今後も目の離せない存在になる。この「アルゼンチン共和国杯」、弊社はムスカテールを軸馬に指名。「馬連4-7、1060円」を本線にて的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜福島8R「3歳上500万下」芝2600m。この一戦で弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった10番マイネルメダリストだった。

『ここでは明らかに地力上位のマイネルメダリストが軸馬。良くも悪くも相手なりの走りで勝ち切れない歯痒さはあるが、中長距離戦における安定感は500万ではまさに別格。福島なら地力に任せての早マクリ→4角先頭くらいの競馬でちょうど良さそう。今度こそスッキリと勝ち上がるはずだ』という見立て。

注文をつけて逃げに回ったのは6番キャニオンシンザン。すかさず軸馬マイネルメダリストが2番手に収まる。このあたりは小回りを意識した鞍上・津村の好判断。そして当方の注文通り4角先頭に積極策に打って出た。直線はまさに地力の違いまざまざ。マイネルメダリストはいささかも脚いろ乱れず2馬身半差の大楽勝。焦点は2着争いに移ったが、これも7番バンダムラディウスがアッサリと決着をつけた。更に2馬身遅れて3着2番カムフィー。この結果により「馬連7-10、700円」の本線的中となった。獲れるところは確実に獲る。ある意味アスコットらしい的中鞍と言えよう。

他にも土曜東京12R「3歳上1000万下」芝1600m。ここでは13番フルアクセルを自信の軸馬として指名。「馬単13→9、4890円」の好配当を仕留めている

開催替わりもまずは順調な滑り出しとなったアスコットシステムズ。今週末の「エリザベス女王杯」から年末の「有馬記念」まで、7週連続して行われるG1を目前にして不安な材料は一切見当たらない。まずは勝負鞍候補満載の今週末を楽しみにお待ちいただきたい。