週を締めくくる的中鞍 ～日曜東京12Ｒ・丹沢ステークス～

先週の「オークス」。前走「桜花賞」で人気下落、9番人気という低評価を覆し勝利をものにしたメイショウマンボ。先の「桜花賞」を7番人気で勝ったアユサンしかり、「馬のデキはもちろん、全てが噛み合った馬は今回に限ればメイショウマンボだった」という見方が正しいだろう。もう一度レースをしたら同様の結果にはなりそうもないとはいえ、ディープ産駒一色になりつつある現在の競馬でこういった異色の血統がクラシックを勝利することは喜ばしいこと。上位人気を占めたディープ産駒を従えての勝利。改めて競馬の奥深さを感じた一戦だったと言えよう。2着、3着が「フローラS」組。いずれにしろこのレースで傑出馬不在の3歳牝馬戦線であることは証明された。秋の「秋華賞」がさらに楽しみになったことは間違いない。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京12Ｒ「丹沢ステークス」ダート2100ｍ。この一戦で弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった11番イッシンドウタイだった。

『前々走は自分の形に持ち込めず大敗を喫したが、ここ一連、凡走はその一戦のみ。この距離で飛ばす馬もあまり見当たらず、展開面でも恩恵がありそう。気配面の良さが目立ち目下絶好調と思えるだけに今回は順番とみた』という見立て。

さてレースは。スタートを決めて先頭に立ったダノンゴールド。好スタートを決めた軸馬イッシンドウタイがスンナリ引いて2番手。以下6番ファイヤー、12番スズカルーセントと続き、この隊列のまま淡々とした流れで大きな動きなく直線へ。後続がグッと差を詰めて追い比べのなか、軸馬イッシンドウタイは直線なかばで馬群に飲み込まれるかに思われたが、そこからがこの馬の真骨頂。坂上で勢い良く伸びてきた5番人気9番コルポディヴェントの急追にあい最後は差切られたものの、軸馬イッシンドウタイは粘りに粘り込み、番手先行でクビ差2着を確保。この結果により「馬連9－11、960円」の的中。先週を通じてラストのレースでキッチリ的中をお届けでき、日曜を連勝で締めくくれたことは一定の評価をいただけるはず。

土曜日が弊社らしからぬ少々精彩を欠く勝負だっただけに、先週末のパーフェクト的中と比較すると少々物足りなさは感じるかもしれないが、上記の通りキッチリと日曜を連勝で締めくくれたあたり、まだまだ流れは途切れていない。いい流れに乗った状態のまま、いよいよ競馬の祭典「日本ダービー」に臨む。弊社においては昨年末に続き連勝なるかといったレース。メモリアルイヤーということで注目度の高いこの大一番はもちろん、他にも勝負鞍候補目白押しの今週末。まずは、競馬ファンなら誰もが胸躍らせる『ダービーウィーク』を満喫していただきたい。今年もその末の歓喜は弊社アスコットシステムズが請け負う所存だ。