5/25 5/26 2回東京・3回京都11日12日目

流れを変えた的中鞍 ~日曜東京5R ホープフルジョッキーズ~

1番人気キズナの快勝で終わった「日本ダービー」。「皐月賞」を回避し、別路線からの臨戦にもかかわらず、1番人気に応える騎乗をみせた鞍上武豊のウデには今更ながら感服するしかない。キズナは強かった、そして鞍上武豊はさすがと言うべき。それはそれでいい。この「ダービー」で改めて感じたのは競馬ファンの馬を見る目のレベルが上がってきたこと。クラシック第一弾「皐月賞」のレース内容&結果を考えるとロゴタイプ、エピファネイア、コディーノは3歳トップレベルの強さ。それは誰もが認めるところ。にもかかわらず、それら3頭を押しのけて1番人気に支持されたキズナ。「皐月賞」こそ出走しなかったものの、「毎日杯」「京都新聞杯」と連勝したれっきとした重賞ウイナーではあるが、それにしても、である。新聞その他メディアの扇動で『人の気持ち』が動いた結果なのだろうが、改めて競馬ファンの馬を見る目のレベルが上がってきたことを実感した次第。


それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京5R「ホープフルジョッキーズ」ダート1600m。この一戦で弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった10番タイセイローマンだった。

『今年3月に復帰してから一戦ごとにレースぶりが良化。休養前は現在上のクラスで上位争いを演じているマジカルツアーと僅差のレースを演じていたように現級での地力上位は明らか。それだけにここまで復調してくれば好勝負は確実』という見立て。

レースは内枠から好ダッシュを決めたグランラファルが先導する展開。6番人気リアライズナマステがスッと2番手。軸馬タイセイローマンは無理せず流れに乗り3番手につけた。ペースは速かったものの、この隊列のまま直線での追い比べへ。まず脱落したのがハナを切ったグランラファル。それを抜群の手応えで交わしさるリアライズナマステとタイセイローマンの番手の2頭。先に抜け出したリアライズナマステをタイセイローマンが追う形。東京のマイル戦なだけに後方からドラゴンピース、エイブルブラッドが猛然と追い込み差を詰めるが、早めに抜け出した2頭をとらえきれず3着、4着まで。軸馬タイセイローマンは最後までリアライズナマステをとらえきれず2着入線。とはいえ、この結果により「馬連10-12、2980円」の的中。土曜日の流れを払拭し、日曜一発目の勝負鞍で好配当的中をお届けでき、流れを変えた一鞍だったといえよう。

このレースを含め、日曜日は続く東京6Rでもキッチリと的中をお届けし勝負鞍で2戦2勝。ここで改めて感じることは「勝負どころは後にあればあるほどいい」ということだ。「勝負は最終レースのみ」などという某予想家もいるが、なるほど、これはあながち間違ってはいない。土曜日であっても儲かった時点で「今週はこれでお終い」と出来るのが理想ではある。だがそれは人の心理として、競馬が、そして馬券が好きであればあるほど口で言うほど簡単なことではない。そういった意味でも、週単位で言えば『もう後がない』日曜日の2連勝は大きいハズ。加えて『勝負の流れ』というものを肯定するのなら、先週は間違いなく今週末に繋がる連勝だった。
競馬の祭典「ダービー」こそ終わったものの、今開催にはまだまだ勝負どころが目白押し。いつもの繰り返しになるが、「レースに格はあっても馬券に格はなし」が弊社の基本姿勢。取れると判断すれば午後一番のレースでも情け容赦なく取りにいくので、引き続き今週末の提供にご期待頂きたい。