7/13 7/14 2回福島・3回中京5日6日目・2回函館3日4日目

安心の本線的中  ~日曜函館8R・3歳500万下~

サマー2000シリーズの第2戦となる『函館記念』は、武豊騎乗のトウケイヘイローがスタートを決めて、そのまま逃げ切った。57.5キロのトップハンデを背負い、5ハロン58.8秒の緩みのないペースでの勝利は立派。これで重賞2連勝。本格化した今なら、秋競馬でのGⅠ戦線でも楽しめそうだ。そして、なによりも武豊の手綱さばきがここにきてさえわたっている。復活のカギは、自分でレースをつくって行くことができるのか、そこにあると見ていたが、どうやらそれをやすやすと行えているようだ。先だっての『帝王賞』(大井)でも、ワンダーアキュートに乗り躊躇することなく逃げの手に打って出たが、いまの武には騎乗ぶりに迷いが全くうかがえない。行くときは行き、控える時は控える、そのメリハリがきっちりとできている。キズナで日本ダービーを勝った時に、「僕は、帰ってきました!」と言ったが、まさにそのとおり。第一人者の活躍に今後も注目したい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜函館8R「3歳上500万下」ダート1700m。この一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった9番クラリティーエスだった。

『仕上がり8分の印象だった前走から更に良化した印象のある同馬。芝の好メンバー相手でもマズマズの競馬ができていたように500万同士の牝馬限定戦では実績は一枚上。ここは力拮抗の一戦ではあるが安定感のある末脚で前進必至とみて勝ち負けを期待したい』という見立て。

アリエルシチーが若干出負けしたが全馬ほぼ五分のスタートから内枠のジャズダンサーが楽にハナへ。番手にトレジャーチェスト、アリエルシチー、フジドリームと隊列はスムーズに決まり、澱みのない流れで向正面をそのまま通過。発馬から無理なく5番手をキープした軸馬クラリティーエスは3コーナーから徐々にポジションを上げ、4コーナーでは先頭を射程圏内に入れる3番手まで押し上げ直線へ。直線では一頭だけ違う36秒台の上がりで楽に抜け出し、2着に逃げ粘ったジャズダンサーに1馬身1/2差をつけて完勝。牝馬同士のこのクラスなだけに素質の違いを見せつける強い勝ちっぷり。結果「馬連3-9、700円」の的中。6月末からの今開催前半戦、先週に至る過程では若干精彩を欠いていた予想部だが、土日共にキッチリと決めて今週以降に繋げた点には一定以上の評価が与えられよう。この世界に欠かせない流れを作った点も大きい。とにもかくにも貴重な的中鞍となった。

今週末は福島・中京は共に最終開催。次週から舞台を新潟・小倉に移す。夏のローカルはここからがまさに佳境。そう、この時季に数々の伝説を残すアスコットの本当の夏がやってきた。まずは今週末の開催最終週を良い形で締めくくる所存。引き続きアツイご期待をお寄せいただきたい。