4/12 4/13 3回中山・2回阪神5日6日目・1回福島1日2日目

貴重な的中鞍 ~日曜阪神11R・桜花賞~

旧阪神コースの「桜花賞」は枠順による有利不利が大きく、必ずしも「結果=実力」というわけではなかった。それが新阪神コースに替わってから激変。底力が要求される長く急坂のある直線で、枠順もさほど関係なし。いわばG1らしいレースになった。それが今の「桜花賞」と言える。このコースリニューアル以降、「オークス」における「桜花賞」組の圧倒的な優位は続いている。要するに「800mの距離延長&東京へのコース替わりなど全く関係なし」ということ。つまり「桜花賞」も「オークス」も絶対能力の優劣が結果に直結するレースになった。今年の「桜花賞」1着、2着馬が今後どのようなローテーションを組むのかに加え、この後、「オークス」トライアルの勝ち馬など、伏兵的存在がクローズアップされてくるだろうが、今年の「オークス」も例年に漏れることなく、「桜花賞」組優位は揺るがないはずだ。

それでは本題へ。今週斬るのは冒頭にお伝えした日曜阪神11R「桜花賞」芝1600m。この一戦で、弊社予想部が不動の軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された18番ハープスターだった。

『阪神ジュベナイルFでの敗戦理由は周知の通りで騎乗ミス。前走のチューリップ賞をみても力が抜けていることは明白でその素質の高さはすでに誰もが認めるところ。過去の名牝と比較しても見劣らない馬なだけに、馬場、展開云々は不問。多少の不利があろうとも大外一気に突き抜けるだろう。勝ち方に注目で、力差はあるとはいえ、相手も阪神ジュベナイルFの再戦濃厚だろう』という見立て。

レースはほぼ一団の発馬から横山和=フクノドリームが押して先手を主張しハナへ立ち、後続を大きく突き放す展開。離れた番手にニホンピロアンバー、コーリンベリー、カウニスクッカと隊列はスムーズに決まり、澱みのない流れで向正面をそのまま通過。逃げたフクノドリームを除けばほぼ平均ペースの流れ。発馬から出たなりで、予定通り最後方追走となった軸馬ハープスターは4コーナーでも最後方のまま直線へ。直線入り口では逃げたフクノドリームがおよそ10馬身のアドバンテージを取っていたが、直線なかばで失速。後続各馬の追い比べのなか、一頭だけ違う32秒台の上がりで、前にいた17頭全て差し切り完勝。牝馬同士のこのクラスなだけに素質の違いを見せつける強い勝ちっぷり。結果「3連単18→12→10、2540円」の的中。今季重賞予想が絶好調の弊社予想部だが、注目度の高いG1でキッチリ的中できたことは始まったばかりのG1戦線に大きく弾みがついたことはもちろん、とにもかくにも貴重な的中鞍となった。

さて、中山・阪神開催に加えて福島開催が開幕し、3場開催のスタートとなった先週末。あろうことか弊社アスコットシステムズは、勝負鞍的中ゼロというあってはならない結果を出してしまった。まずはそのことについて深くお詫びしたい。本当に申し訳ありませんでした。肝心の勝負鞍で的中をお届けできなかったことは本当に不本意と言わざるを得ない。その点については改めてお詫びさせていただく。しかし、である。よりによってなぜ弊社勝負鞍に限って…というような予想を裏切る展開となるのか。過去を振り返ってみても、まさに交通事故のような不測の事態が重なった先週末だっただけに、会員の皆様へのお詫びとともに、予想部には即座の軌道修正を切に願う。春の中央競馬開催も中盤にさしかかる。中山・阪神→東京・京都と続く、一連の開催で絵に描いたような大団円を迎えるべく、弊社は一丸となって事にあたっている。これまでの2倍、3倍のご期待をお寄せいただきたい。