4/26 4/27 2回東京・3回京都1日2日目・1回福島5日6日目

弊社本来の姿にはまだまだ ~日曜京都8R・4歳上500万下~

オークスTR「フローラS」は4番人気サングレアルの勝利。ハナに固執する馬がおらず、人気の一角マイネグレヴィルがハナを切る展開。1000m通過60秒7~後半1000m59秒3は完全なスローペース。サングレアルの鞍上・岩田は、このスローの流れを読み切っていたのか後方で脚を溜める形を取る。このあたり、いかにも『気のない』レースをしていた前走の「福寿草特別」とは大違い。溜めるだけ溜めて後は直線勝負に賭けた騎乗ぶり。リフレッシュしてデキも良かったのだろう。結果、34秒3の最速上がりを繰り出して、先に抜け出したブランネージュをアタマ差差し切っての1着。ブエナビスタの妹という血統背景もあり、デビュー時からの大目標だったオークスに何ひとつ不安材料のない状態で挑むことになった。ハープスターはともかく、「桜花賞」の上位入線組に対して、少なくとも東京2400mのレースなら互角以上の力関係と断言できる。本番でも有力候補の一頭だろう。

それでは本題へ。今週斬るのは先週に引き続き、週イチ押し鞍と断じて提供に踏み切った日曜京都8R「4歳上500万下」ダ1200m。この一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された10番メイショウツレヅレだった。

『元々デビュー戦は経験馬相手に楽勝した馬で、続く500万条件も難無くクリア。しかも差し、先行と2戦とも違うレース振りでの勝利と秘める力は上のクラスでも即通用のモノ。骨折により1年以上の長期休養明けを余儀なくされたが、復帰戦となった前走でも発馬で躓き、致命的な展開のなか、しっかりと脚を伸ばし2着確保。長期休養のブランクを感じさせない走りでクラス上位の力を証明。反動を懸念し、今回は中4週での臨戦で万全の体勢。鞍上も強化されるだけに、発馬決めて流れに乗れればまず勝ち上がれるだろう』という見立て。

レースは発馬で躓いて後手を踏んだ前走とは異なり、抜群のスタートを決めたメイショウツレヅレの逃げ。前半35秒5~後半36秒8の平均ペース。2番手にマウントフジ、内からスピーディードータが続く。こうなるとペース判断の上手い鞍上にとって楽な展開で特に目立つ出入りもなくそのまま4角へ。直線に入っても逃げたメイショウツレヅレのスピードは衰えることなく、そのまま逃げ切り、2着馬に3馬身1/2差をつけて完勝。2着は後方から脚を伸ばしたビリオネア。3着は終始並走の形だったことが最後影響したが、番手で自分の競馬に持ち込んだマウントフジ。この結果により「馬連2-10、380円」の的中。比較的地味めの配当とはいえ、1・2番人気の決着としては悪くない。1点目の大本線的中ということ、そして週イチ押しの勝負鞍だったことを踏まえれば、一定の評価をいただけるものと自負している。

他にも日曜京都7R「4歳上500万下」日曜京都11R「マイラーズカップ」などでも的中をお届け。しかしながら、である。大幅な予想のブレこそ修正され、軸馬選定も本来の姿を取り戻してきたものの、まだまだ絶好調時とは程遠い状態、という点は認めざるを得ない。相変わらず「ケアレスミス」のような不的中がある。「好調の時にはどういう結果になるのか」、それがわかっているからこその高い要望ではあるが、「アスコットさんらしくないねえ」という、会員の皆様からの声も少なくない。歯痒い思いは会員の皆様はもちろん、弊社一同全てが共有していること。言うまでもなく、改革の手を休める気は毛頭ない。その成果を実のあるものとしてお届けすべく地道な仕事を重ねるのみ。今週末からは6週続くG1戦線に突入し、弊社も例年以上に重賞に力を入れている。それは会員の皆様もご存知だと思うが、本当の勝負どころはその裏にこそあり。その点は度々ここで繰り返してきた通り。また、これまで以上に『ムラのない安定した的中』を目的とし、5月からの弊社予想がより一層『専門分野に特化した予想提供』へ大幅にリニューアルされることも決定している。引き続き弊社から配信される全ての提供にご期待いただきたい。