4/5 4/6 3回中山・2回阪神3日4日目

見応えのある的中劇 ~土曜中山7R・3歳500万下~

注目の好カードとなった先週末の「大阪杯」。ダービー馬のキズナ、菊花賞馬のエピファネイアの2強対決ムードのなか、最終的に1番人気に支持されたのは単勝1.9倍エピファネイア。結果は差し及ばず1馬身1/2+クビ差の3着と敗れた。確かに折り合いがついて落ち着き十分の攻め馬を消化し、キズナ以上に好仕上がりに映った。「力互角もこの仕上がりなら」という思いは誰もが同じ。それが結果的に1番人気となった所以。終わってみて改めて感じたのは地力で3着まで押し上げたが、この馬、本来は使ってよくなるタイプだということ。位置取りや反応の差で結果的にキズナに敗れるのはしかたないとしても、前を行くトウカイパラダイスすら差せなかったあたり、今回の「大阪杯」でそれが証明された感じ。次走は海外G1ということで楽観はできないが、本番で変わってくる可能性は極めて高い。先のドバイ同様、日本馬の活躍に大いに期待したい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山7R「3歳500万下」・ダ1200m。軸馬として期待したのは2番人気に支持された14番トーセンマイティだった。

「デビューから1400m、1600mと使ってきたが、相手強化以前にこの馬には距離が長かった印象。前走初めて1200mを使い、これまでにないスムーズな追走で終いまでしっかり脚を伸ばし連対確保。加えて、直線で一度は完全に差されながらも差しかえす勝負根性は特筆モノ。条件2度目の今回、勝ち上がりのチャンスとみて軸馬に指名する」という見立て。

有力2頭ワキノコクリュウ、セトアローのいずれかが主導権を取ると思われたが、スタートから果敢にハナに立ったのはウエスタンユーノー。続いてワキノコクリュウ、セトアローと並ぶが、並走のままこの2頭が番手をキープ。有力2頭を前に見ながら軸馬トーセンマイティは好発から楽に4番手追走。隊列にほぼ変動なく、淀みない息の入らない流れのまま、直線へ。ハナをきっていたウエスタンユーノーは直線入り口で早々に脱落。替わりに番手追走で早めに抜け出したのはセトアロー。続いてトーセンマイティが外から追い出しにかかる。後続各馬との追い比べ。3歳若駒で先行馬にはかなりキツい流れの中、直線半ばで差し競馬になると思われたが、早めに抜け出したセトアローがしぶとく粘りこんで1着入線。トーセンマイティもジリジリと脚を伸ばし、セトノアローを首差詰め寄り、殺到する後続を押さえ込んで2着を確保。1番人気に支持されていたワキノコクリュウはキャリアの浅さを露呈して6着。この結果により、「馬連11-14、910円」の的中。となった。

他にも日曜中山7R、同じく日曜阪神9Rなど連日的中をお届けした先週末。本格的な春競馬に突入し、誰もが盛り上がるこの時期。勢いを付けるためにも「安定的中」の更にもう一段上、週末全勝という結果がそろそろ欲しいところ。週末全敗が年に数回しかないように、週末全勝もおいそれとは出せない結果だが、何年もスタンスを崩さず、日々地道な作業を淡々とこなしている弊社にとっては現実味のある話。現状の的中率に満足することなく、今後も飽くなき精度向上を心がけることを予想部には願う。今週末以降も引き続き「アツい」勝負をしていただく所存。楽しみにお待ちいただきたい。