6/14 6/15 3回東京・3回阪神3日4日目・1回函館1日2日目

法外な好配当的中劇 ~日曜函館7R・3歳上500万下~

今週の重賞は3歳ダートのユニコーンステークス(東京・1600mダート)、サマースプリントシリーズ第1戦・函館スプリントステークス(函館・芝1200m)。前者は7月9日に大井で行われるジャパンダートダービーの前哨戦、後者は10月5日に新潟で行われるスプリンターズステークスを占う一戦だ。ここで好走した馬が、その後のGⅠレースの主役を務めることになるだろう。その意味でも共に見逃せない一戦。特に皐月賞で6着した後、迷うことなくダート路線に戻してきたアジアエクスプレスの走りに注目だ。ここを勝てば、次は南関東が誇る怪物馬ハッピースプリントとの雌雄を決する一戦が実現するだろう。競馬ファンはどちらの馬が強いのか、今から楽しみにしている。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜函館7R「3歳上500万下」ダ1700m。軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された2番ケイティバローズだった。

『1000万に上がってからは3戦連続して掲示板を外したが、降級すればそんなことはないだろう。これまで12戦中7戦、馬券圏内に収まっている力量はここには入れば上だ。ダートの中距離を中心に使ってきたが、その中でも一番得意にしているのが今回の1700m戦。1勝2着1回とパーフェクト連対だ。逃げるフェリーチェレガロをマークして、きっちり抜け出す』という見立て。

レースは5番フェリーチェレガロ(1番人気)がすんなりハナを切って逃げる。11番ハヤブサペコチャン(6番人気)、13番ホッコーアムール(7番人気)が並ぶように2番手を確保し、10番ナンヨーカノン(4番人気)がその後につける。1番マミーテイラー(5番人気)、2番ケイティバローズ(2番人気)は並んで好位に付け、6番モンシュシュ(3番人気)は中団から。勝負どころで各馬動きだし、4角ではフェリーチェレガロが一杯になって後退する。ナンヨーカノンが直線に入って先頭に立つが、内を突いて伸びてきたケイティバローズがゴール寸前差し切って1着ゴール。2着にハナ差でナンヨーカノン、3着には2馬身差でハヤブサペコチャンが入った。1000万下で揉まれてきた降着組が上位入選する結果。この結果により「馬連2-10、1890円」を的中。対抗2点目の本線的中となったが、2着入線した地力上位の10番ナンヨーカノンは休養明けとはいえ、現級勝ちがありながら4番人気と低評価。この組み合わせでこの配当はある意味法外。言ってみれば嬉しい誤算という感じ。

土日通じて勝負どころでキッチリと的中をお届けした先週末。他では「土曜阪神10R」では1420円の馬連的中をお届けするなど、稼ぎどころのローカル開催を迎えたアスコット予想は予告通り好状態に転じた。いよいよこれからの夏競馬は我々プロ馬券師の出番。妙味十分の勝負鞍候補が存在する今週末、そしてそれ以降のローカル開催により一層のご期待をお寄せいただきたい。