7/12 7/13 2回福島・3回中京・2回函館3日4日目

安心の大本線的中 ~土曜中京9R・茶臼山特別~

例年の傾向であれば、呆れるほど前残りの競馬が続く福島芝だが今年は微妙にその傾向が異なる。4コーナー5番手でも届く(馬券圏内に)かどうか、それ以下はゲームオーバーという競馬でほぼ間違いなかった福島の馬場だが、今年は開催2週目で早くもマクリ・差しも効くようになっている。馬場傾向が読みづらければ読みづらいほど、ある意味それが醍醐味とも言えるのだが、開催最終週となる3週目もこの傾向が続くか否かという点は全くのところ不透明。ほぼ全日微妙な馬場となったこれまでの影響がどうか? たった1週で「開催3週目なのに凄まじい前残り」や「ほぼ全レース驚異のマクリ勝負」に変貌を遂げるのもまた、この開催の福島の特徴。この時期馬券を買いやすいのは中京、あるいは函館といわれる所以がそこにある。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京9R「茶臼山特別」芝2000m。軸馬として期待したのは大方の予想通り断然の1番人気に支持された7番サトノアラジンだった。

『今回はおよそ4ヶ月振りの実戦となるが、ここまで十分過ぎるほどの乗り込み量を消化し、鋭い動きを連発。最終追い切りでも格上の古馬相手にアッサリ先着するなど臨戦態勢は万全。春先は素質だけで走っていた印象もあり、戦ってきた相手関係からもこのクラスで足踏みする馬ではない。きっちり決めて秋に繋げるはずだ。』という見立て。

レースは、これといってハナを主張する馬が不在のなか、4番枠からメイショウラリマーがハナを切る展開。好スタートから2番手に軸馬サトノアラジンがつけ、その後ろ、3番手にシンゲンが続く予想通りのスローペース。2コーナーではほぼ隊列が決まり、そのまま淡々と流れる展開。直線の長い中京らしく動きは4コーナーから。軸馬サトノアラジンは直線に入って逃げるメイショウラリマーを楽に交わすと早めに抜け出し後続を突き放す一方。ほぼラスト100mで大勢は決し、最後は余裕のある走りで人気に応えて1着入線。焦点は2着争いに移った。先行各馬が伸びあぐねるなか、中団から脚を伸ばした2番人気エイシンアンソロジーが大外から2着。内目でそつなくレースを運んでいた3番人気のタイセイドリームが地力上位をなんとか脚を伸ばして3着と、結果的に上位人気馬同士での決着となった。この結果により「馬連1-7、270円」、「3連複1-2-7、350円」のダブル的中。人気サイドでの決着だったことから配当面での物足りなさは残るが、そんな鞍でもサポートにて「ここはほぼ本命サイドでの決着が濃厚なだけに、対抗1点目1番エイシンアンソロジーとの馬連を大本線とし、3連複をおさえて勝負」と判断したことが功を奏し、低配当とはいえ、購入方法を工夫したことで回収率206%を計上。弊社サポートが活きた鞍と言えよう。

しかし、である。正直なところ不的中となったレースを見ると、軸馬選定の甘さが目立ったとしか言いようがない。競馬のことだから毎回毎回、版を押したように50%以上の的中率をキープしていた先週末までのような結果とはいかない。そのことは百も承知しているのだが、会員の皆さまにとっては毎週毎週が勝負。常々この場で言っているがひと鞍ひと鞍、納得のいくものを提供してこその生業という点を常に忘れて欲しくない。結果的に不的中となった鞍にしても「ほんのちょっとしたボタンのかけ違い」のようなものばかりで、購入法ひとつで好配当をお届けできた鞍が目についただけに、今後、予想部にはそのあたりをさらに煮詰める作業を改めて期待したい。

今週末からは開催後半戦に突入する。好調子の間のちょっとした谷間と認識はしているものの、今後の更なる発奮を期待してあえて釘を刺した次第。まずは反転攻勢を期す今週末の提供に多大なるご期待をお寄せいただきたい。