8/23 8/24 2回札幌・2回小倉7日8日目・2回札幌1日2日目

精度の高さを実証する的中鞍 ~土曜小倉7R・3歳上未勝利~

夏場ローカル唯一のG2「札幌記念」は、3歳牝馬ハープスターは52キロの斤量もあったが、これまでとは違うレース振りで強力牡馬陣なで斬りの快勝となった。このハープスター。前走「オークス」は落鉄の影響など、ツキがなく不完全燃焼だった一戦。その溜まった鬱憤を吐き出すかのようなレース。後方一気のイメージが強烈で展開や流れ、あるいは道中の捌きなどに大きく左右されるタイプだったが、今回は流れに沿った味なレース振りでマクリ気味に押し上げて4コーナー4番手と成長が感じられた。能力全開なら牡馬混合のG1に手が届く素質馬であることが再確認できただけに、今後の展望は明るい。1番人気に推されたゴールドシップは3/4馬身差の2着まで。勝ち馬との5キロ差がラストに堪えた印象だが、自分の競馬でスムーズに走れていたことは好材料。負けたとはいえ、後続には5馬身差を付けているのだから、ハープスター共々、先の「凱旋門賞」へのステップと考えれば上々だったと言えよう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜小倉7R「3歳未勝利」ダ1700m。軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された1番ダンツトゥルースだった。

『前走は出ムチを入れて先行し、未勝利クラスにしてはかなりのハイペースを5番手追走。そこから3コーナーで自分から動いて捲りながらの2着。負けはしたがその内容はかなり濃い。デキも前走以上なだけに、今回もまず好勝負だろう。勝ち上がりの順番とみて軸馬に指名する』という見立て。

軸馬1番ダンツトゥルースが最内枠から好発を決めて無理なくハナを主張。2番手に6番ビースティがつけ、その後に1番人気3番スギノゼウス、13番タイマツリの先行勢が続く隊列。前半1000m61秒5のミドルペース。型通り3コーナーすぎからペースアップで後続各馬が進出開始。4コーナーでは先行勢を見ながら好位後方を追走した15番ホッコーエイコウが2番手まで押し上げ、逃げる軸馬1番ダンツトゥルースに並びかける勢い。逃げた1番ダンツトゥルースも手応え十分に追い出され、直線半ばでは15番ホッコーエイコウとのマッチレースに持ち込む。勢いは15番ホッコーエイコウの方が勝っていたが、しぶとく脚を伸ばし、軸馬1番ダンツトゥルースがハナ差退けて1着入線。ハナ差2着に15番ホッコーエイコウ。2馬身1/2差の3着には中団から脚を伸ばした16番シゲルエチゴ。1番人気に支持された3番スギノゼウスは休養明けの分、終い伸びず6着。この結果により「馬連1-15、1740円」の的中。軸馬候補が3指に余るレースのなか、的確な軸馬選定で好配当をゲットできたことに加え、対抗2点目との組み合わせでの本線的中だったことでこのひと鞍で大幅プラス収支を計上。まさに精度の高さを実証する的中鞍となった。

開催後半にさしかかった先週末。他にも土曜札幌7R日曜小倉12Rなど、肝心要の勝負どころをキッチリものにして4戦3勝と好調キープ。的中連打で正直、どの鞍を斬るべきか、非常に迷う週となったがそれは嬉しい悩み。今開催も残り2週と考えると、例年に比べると若干エンジンのかかりが遅れた印象はあるが、続く9月開幕の中央開催に向けて右肩上がりの調子はプラス材料。先週末以上の結果をお届け素べく、獲れるところは根こそぎ全て獲り尽くす所存。多大なるご期待のうえ、今週末をお待ちいただきたい。