8/30 8/31 2回札幌・2回小倉9日10日目・2回札幌3日4日目

盤石の態勢で秋競馬へ ~日曜小倉9R・鳥栖特別~

先週末、新潟外回り1600mで行われた「新潟2歳ステークス」はスケールと将来性と、何よりも『追われてからの味』が要求される。今年もその通りの結果になった。対して今週末の平坦小回り1200mという『昔ながらの』レース条件で行われる「小倉2歳ステークス」は、言うまでもなく早熟性とスピードの勝負。半端な将来性などはむしろ不要。無用の長物と言っていい。キャリアの浅い2歳戦なだけに決めつけは禁物ではあるが、この重賞は例外的。何よりも完成度&スピードを重視してほぼ間違いはなく、『大物感は一切なくとも勝負になる可能性が高い、希有な重賞』ということは覚えておいて損はないだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉9R「鳥栖特別」芝2000m。週イチ押しの自信の鞍として提供したこのレース。軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された6番コルサーレだった。

『素質上位とはいえ、持てる力を発揮できていない現状だが使われつつ徐々にレース振りが良化。前走は道悪馬場でもしっかりと脚を使えたように切れ味も格段に増してきた。これまで2000m以上の距離で4着以下なしの安定感。頭数も手ごろで一連よりもグッと相手関係が楽になった今回は人気でも不動の軸馬に指名する』という見立て。

レースは2番シゲルラシンバンザが逃げて34.5-47.4-60.1~上がり47.0-34.6というミドルペース。10頭立てだっただけに、さほど先行争いもなくすんなり1角までに隊列は決まる。軸馬コルサーレは慌てず騒がず出たなりの位置で自分のペースで後方追走。先行集団〜後方集団に分かれた隊列で向こう正面を通過。小回りの定石通りレースは3角から動き出す。番手追走のイイデフューチャーとウイントゥモローが3角手前で早めに仕掛け、逃げていたシゲルラシンバンザはこの時点で失速。前記2頭が後続を離しにかかるが、これに呼応して後続各馬が殺到。道中後方追走だったコルサーレは一気に進出し、4角でが3番手まで押し上げる。この緩急の利いた流れだと直線は地力勝負。残り1ハロンで逃げるイイデフューチャーに並びかけ、その後は楽に突き放し人気に応えて完勝。2着にはイイデフューチャーが粘り込み。この結果により「馬連4-6、750円」の的中。断然の人気となっていた6番コルサーレだが、頭数、そして3番人気とのこの組み合わせでこれだけつけば納得。加えて、先週ラストの『メイチ勝負』のひと言が利いて増額投資をなさった会員の方が大多数のようで、意外なほどの反響をいただいている。

他にも前記の「新潟2歳ステークス」などでも3連複的中をお届けしているものの、こと先週に限っては大団円とはならなかった。対抗馬が抜けて不的中となった土曜新潟7Rや日曜札幌8Rなど、取りこぼしという以外の言葉がない勝負鞍も存在し、ツキがなかったことは事実ではある。ただ、そんななかでも「サポート」にてしっかりワイドをおさえて、「480円」「1030円」という配当はお届けできている点は安定感抜群の弊社らしさ。「的中」という言葉は敢えて控えるが、収支面で言えば「回収ゼロ」と「投資金を回収する」のとでは雲泥の差。それだけに、今後より一層の慎重かつ冷静な対抗馬選択を予想部には要望したい。

今年は中山競馬場が改修工事の関係上、新潟が連続開催。一部お知らせの通り、弊社はそこに対する万全の態勢をすでに整えている。今週末からの9月開催は8月以上に右肩上がりに的中を量産し、盤石の態勢で秋競馬本番となる10月を迎える所存。引き続き、今週末の情報提供を楽しみにお待ちいただきたい。